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漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第28巻余命わずかの願いと再会の選択

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 9月9日
  • 読了時間: 2分
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 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 千尋はどうする?


 今回は漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第28巻を紹介します!


[内容]

 1ヶ月が経ち、千尋は林を看取っていた。獠と香瑩はその後の様子を見守りながら、時々、教会に顔を出していた。

 そして次の依頼がやってくる。沢木真実は、婚約者の友喜に会いたいという。彼は刑務所にいて、面会してくれないのだという。事情を聞くと、真実は癌で余命1年と言われていた。香瑩と獠は友喜を彼女に会わせる依頼を受けるのだった。

[感想]

 香瑩たちが刑務所の男性と会いたいと言う依頼を受ける一巻。

・伝言板から依頼主が分かる

 香瑩が伝言板でXYZを見つける。その文字の高さなどから身長や性別を見極める。なかなか興味深い。しかし地味に面白かったのは、獠が実際に依頼人の真実にあった時に、慎重だけではなく、年齢、スリーサイズまで言い当てている。かなりの眼力。さすがって感じ。香瑩の字から依頼人の推定ができる力を圧倒しているって感じで面白かった。


・終わりを知っていると

 余命を宣告されると人は手段選ばずに行動を起こせるようになるものなのか。刑務所にいる婚約者に会いたいと言う無理難題。それだけ必死。一年で死ぬ、と言われて、どれだけの恐怖に駆られているのか。想像できない。

 いつか死ぬ、と言う感覚が、もうすぐ死ぬに変わる瞬間、人はどんな変化を起こすのだろうか。


・なぜ人は素直になれないのか

 真実は自分が病気だと言うことを友喜に言えず、もどかしい表情。何かを隠しているのを友喜は感じ取っているけれど、それが何か分からない。友喜も本当は真実と離れたくない。しかし愛するあまり、彼女に、彼女の周りに犯罪者の影が落ちるのが嫌だからと本心を言えずに突き放そうとする。

 もしその思っていることを口にしたらどうなるのだろうか。相手を気遣って何も言わないと言うのは、実は相手のことを気遣っていないのかも、と感じる。本心をぶつけ合える関係になるには本心を出し続けるしかないのではないか、と思った。


 そのまま逃亡していくのか、それとも刑務所に戻るのか、どんな選択が待っているのかが気になる1巻だった。


 読了日:2025年9月5日


 前巻感想こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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