海外ドラマ『ライ・トウ・ミー 嘘は真実を語る』第5話 悪は善になれるのか?
- Dancing Shigeko

- 2022年9月19日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
結構面白くなってきた。
今回は海外ドラマ『ライ・トウ・ミー 嘘は真実を語る』第5話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#5 憎しみの傷跡
カルとリアはラテン系ギャングボスのマリー・トリロに恩赦が出されることが妥当かを調べるために刑務所に向かった。そして本人と話をして、妥当性の判断を進めていた。その中で、トリロに夫を殺されたホリーも、彼が改心したことを証言すると言う。
ジリアンは消防署で起きた死亡事故について調べる事になっていた。新人のエリックが火事現場に残されて死亡したのがなぜなのか、署員への聴取を進める。署長の姪ケリーはいじめがあったと言う。その線から調べていくと、徐々に真相が明らかになっていくのだった。
[感想]
刑務所と消防署にて調査が進む1話。
・囚人の様子
今回、恩赦を受ける予定のトリロ。彼が監房からカル達と面会するために移動していく。その様子をカルが見ている。周りの囚人達の視線に危険を読み取ったカルはトリロを監房へ戻すことを提案するが、時遅くトリロが他の囚人に襲われてしまう。
囚人同士が攻撃し合う、そんなに獰猛なのか。刑務所に入っても攻撃的な人は変わらないのか。そんな風に感じてしまう。そんな環境の中に見ず知らずの人が入ってきたら、手を出したくなるものなのかな。そして、あれだけ警戒していてもあっさりトリロが襲われてしまうのだから、囚人達の動きがすばしっこく、かつ力強いのだと思われる。
刑務所を訪問する機会は持ちたくないものだと感じてしまった。
・消防署は『シカゴ・ファイア』
一方、ジリアンは消防車の方に調査に行く。消防車が出動していく様子が映されていて、『シカゴ・ファイア』を連想される。消防署の作りは、アメリカ全土どこでも同じなのかな。レンガ調の建物、レトロ感がいい。
・トリロと面接
カルは怪我を負ったトリロから話を聞いている。首を刺されていたから、死んだのではないかと思っていただけに普通に話をしている場面はやや意外。
相手が更生したか、どうか。わずかな時間の会話から見極めようとするのだから、多少失礼な質問もぶつけざるを得ないのだろうと思う。その中から表情の変化を読み解いて、深層心理に迫ろうとする。
もしこの研究が実際に世の中で進められていて、実用化されていたら、冤罪が減っていくのだろう、などと感じる。
・新人の扱い
エリックについて調べていくと、新人いじめがあったと言う。その時の動画が残っていて確認作業が続く。しかしその動画を見た反応は、ありきたりで行き過ぎということは無いとものだった。
では、それだけが原因では無いとしたら何があったのか、とさらに調べていくと最終的には女性関係が浮上。
事故ではなく、火事現場で放置された事による死亡と言うことで殺人犯を探すジリアン。女性関係が背景にあると分かると、後は犯人特定。
毎回、確実に事件を解決していく腕前はすごい。カルが主人公っぽく見えるけれど、ジリアンもかなりの実力。
・人は変われるのか
リアはトリロが更生したことに対して疑問を感じている。自分の父親を見てきたリアは人の根っこは変わらないと信じている。
カルはそのリアの意見に賛同せず、トリロを釈放して良いと伝えている。ただし条件付きで監視をつけることにする。
そしてトリロが釈放されてすぐにホリーが現れて銃を向ける。トリロは撃ってくれて構わないと言う。そういあながらホリーの方に近づいて銃を静かに押さえて、ホリーを抱きしめる。
その様子を見ていたリアが人は変わることができるのか、と思い直している。
そう考えるようになっている時点でリアも変わって行っている。変わり方の度合いに差はあれど、人は常に変わるきっかけを持っていると思わされる。
カルとジリアンが取り扱った案件を通じて、人との接し方について学びがあった1話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!






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