海外ドラマ『メンタリスト』第1話 並外れた観察眼で事件を解決

　こんにちは、Dancing Shigekoです！

　がんの10年後の生存率が発表されていました。各ステージでの生存率、早期発見の重要さを感じる結果になっていました。

　今回は海外ドラマ『メンタリスト』第1話を紹介します！

　続き見たい度：良　（ランクの定義はこちら）

[内容]

#1 レッド・ジョンの影

　パトリックは行方不明だった女性を殺した犯人がその父親だと考え、母親に話しかけにいく。そしてその真相を突き止める。ところがその母が短気を起こして父を殺すのだった。

二週間後、レッド・ジョンの犯罪と思わせる事件が発生。停職中だったパトリックは、自分も捜査に加えて欲しいと言ってリズボンに依頼。断られるが、ボスに相談して了承を得る。ところが、実際に事件現場に行くとそれはレッド・ジョンの犯罪ではないとパトリックは言う。そして捜査から離脱するが、リスボンは、部下のチョウとリグスビー、新人のヴァンベルトだけでは心細いと考え、パトリックに捜査を協力依頼する。

そしてパトリックは独断で担当医に迫って、罪を認めさせるのだった。

[感想]

メンタリスト　パトリック・ジェーンが登場する第一話。

・　カリフォルニアのリゾート感がある中での事件

　海外ドラマが国内ドラマと一番違うところは、当然のことなのだけれど風景。このドラマはカリフォルニア州警察が中心人物のため、舞台はカリフォルニア州の中の都市になる。そして今回の舞台は、パーム・スプリングス。緑が多く、景色を見るだけでも楽しめる。ちょっとした旅行気分が味わえる。と言っても、そう言うリゾート感が溢れる場面は、リスボンらが現場に入っていった時だけで、その後は屋内の場面が中心。こう言った、わずかな場面ではあるものの、景色を楽しめると言うのが一つ海外ドラマの魅力。

　そう言うリゾートっぽいところでも、殺人事件が発生するのだから、恐ろしい。と、同時に国内ドラマで見る殺人事件とは、ちょっと違う異世界観があるのも事実。どこか遠くで起きている事件と言う風に見えてしまう。

・　異端児扱いのパトリック

　そんな舞台で登場するのがパトリック・ジェーン。過去のエセ霊能師として仕事をしていたと言う彼、その卓越した観察眼で事件の真相を見破っていく。

　最初の失踪事件の犯人を見破る時の展開はすごい。父親がマスコミに対して会見をしている時のわずかな様子だけで見破ってしまう。その後、家の中のキッチンの様子から、その家の背景を見抜いていく流れは、どこにそれだけの情報があったのかと、巻き戻し再生をしたくなる。

　あなたは霊能師なのかと聞かれて、”単に注意を払っているだけ”と答える場面があるのだけれど、観察するだけでそこまで気づけると言うのは、いろんな知識が背景にあるからなのだろうと想像する。他にはどんな知識を身につけているのだろうと興味が湧く。人間行動科学のような分野を専門に勉強してきたのかなと、考えてみる。

　そんなパトリック。人との接する時にズバッと質問をしていくのが、周りの捜査員にとっては困惑の様子。捜査員だけではなく、質問された相手でさえも、”何この人？”って感じになるのだから、早くも異端児。彼がこの先の捜査にどんな感じで上手に絡んでいくのか、その辺りにも注目。

　犯人と思われる人物を特定する時のわずかな手がかり。今回であれば、部屋にレッド・ジョンに関わる本があるのに、ワグナー医師がレッド・ジョンのことを知らないと嘘をついたところがきっかけで見破っていくあたりがすごい。

　それにしても、再び最初の場面。捜査のためなので、人の家に入るのは自然だけれど、そのあと、サンドイッチを作ってお茶を入れてしまうあたり、やっぱり一般の感覚とは違うって思ってしまった。

・　レッド・ジョンとの関わり

　そして、事件は1話完結であるのだけれど、そこに出てくるレッド・ジョンという人物が今後も関係してきそうな気配なのが、気になるところ。レッド・ジョンとパトリックの関係がどういうものなのか。パトリックの家にもレッド・ジョンが来たことは明らか。そこから想像されるのは、家族が被害にあったということだけれど、そのレッド・ジョンがなぜパトリックを狙ったのか。霊能師としての活動が悪かったのか、そういう部分に注目してしまう。

　あのレッド・ジョンの絵も特徴的。血で描かれた笑顔。犯罪を楽しんでいる感じが見て取れるそのイラストは、この作品の代表的なシンボルになりそう気配です。パトリックはレッド・ジョンを捕まえることができるのか、注目です。

　第一話、まずは掴みという感じ。それでもパトリックの凄さが際立った展開。今後も楽しみです!

　皆様の感想もぜひお聞かせください！

　それでは、また次回！