国内ドラマ『能面検事』第3話 忘れても、守りたい思いがある──アルツハイマーと向き合う真実
- Dancing Shigeko

- 7月26日
- 読了時間: 2分
更新日:8月2日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
不破と警察は協力できるようになるのか。
今回は国内ドラマ『能面検事』第3話を紹介します!
[内容]
#3 記憶のない容疑者
吉野康介73歳が田中俊哉を転落死させた疑いで送検されてくる。取り調べをする不破は、康介以外に孫の佑真にも話を聞く。2年前に母親を交通事故で亡くした件についても触れ、状況把握を進めていた。
また取り調べと並行して、警察の各所轄の資料保管状況の立ち入り調査を進めていた。42の所轄で捜査資料が紛失していることが発覚し、大阪警察本部長は謝罪会見をすることになるのだった。
[感想]
アルツハイマーの男性の取り調べをする1話。
・警察とは距離を
不破は警察と検事は役割が異なると線引きしている。法に基づき行動する検事に取って警察と仲良くなることには全く興味なし。しがらみ関係なしに行動をできるというのは、組織に所属する人間としては面倒な人ではあるが、こういった適度な距離感で仕事をできることも大切だと思う。自分ももっと距離を作っていきたいなと思い始める。
・覚えていない容疑者
アルツハイマーで記憶が曖昧、というか忘れてしまっている男性の取り調べ。こんな状態でどうやって取り調べをするのか、と思ったら、外堀から埋めていくという手法だったので納得。関係した人たちに日頃の行動について聞いている。
また監視カメラ映像から推論を立てるという流れ。結局、その男性に直接聞いた内容は極めて少なく、関係者からの情報だけでよく調べ上げるものだと感心。
・忘れないもの
アルツハイマーで出来事自体は忘れていく。しかしそれでも忘れないものがあるという。それは家族に対する思い。大切な家族を守りたいという気持ちは忘れないという。そんな展開で今回のエピソードは康介が孫の佑真を助けたい一心だったというのが明かされる。
気持ちは失われない、ただ記憶が曖昧になっていくだけ。そう思うと、アルツハイマーの人との接し方も少し変わるような気がした。
不破が淡々と真実を明らかにしていく1話だった。
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それでは、また次回!
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