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国内ドラマ『対岸の家事』第9話 昼の顔を知らない夫婦の気づき

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 9月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:10月1日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 詩穂は帰ってくるのか。


 今回は国内ドラマ『対岸の家事』第9話を紹介します!


[内容]

#9 専業主婦、有休いただきます!

 家を飛び出した詩穂は、坂上家にお邪魔していた。虎朗に「主婦の有給休暇をいただきます」と宣言していた。しかし中谷と話をしている中で、詩穂は虎朗の昼の姿を知らないことに気づき、もっと話し合うことが必要なのだと考えるようになる。

 虎朗も家事を知らなかったと知り、中谷に教えてもらいに行っていた。虎朗と詩穂はお互いの立場を理解し、仲直り。

 次に立ちはだかるのは、脅迫手紙。その犯人はしろやま。中谷が調査会社を使って、素性を調べていた。彼女と直接話すと言って、家を訪問するのだった。


[感想]

 脅迫状の犯人が明らかになる1話。

・お互い昼の顔を知らない

 印象的だったのは、お互い昼の顔を知らないのでは?という中谷の指摘。詩穂が虎朗は自分が昼間に家事をしているだけなのに、というのを呟いていたら、中谷がそのことを言う。逆に詩穂さんは虎朗さんの昼の顔を知っているのか?と。

 お互い、それぞれの生活があるわけで、それぞれに苦労を抱えている。と言う事実。ついつい自分ばかりが大変と思いがちだけれど、そうではないのだと思い出させられる発言。

 昼の話を聞いてあげる、と言うのも大切なのだと思う。ずっと家にいる専業主婦ならなおのことそうなのだろうと思った。


・想像していたのとは違った

 白山が、父親なんかいなくても完璧な母親をやれる、と思ってシングルマザーの道を選んだと言っている。しかし現実は甘くなかった、ただそれだけ。中谷も最初は専業主婦なんて贅沢と思っていたけれど、育児休暇をとって、そんな甘いものではないと言うのを痛感。

 経験してみてしか分からないことがある。側から見るのと、その立場になるのとでは次元が違う。決して、自分の価値観でその人の生活を判断できないものなのだと考えさせられる。


・社会の型にはまっていただけ?

 そして中谷が言っている。日本は昔から「男は外に出てお金を稼ぎ、女は家を守る」と言う型だったと。その型にはめられて生きてきただけなのかもしれないと。そういった型を変えていくのが自分たちの役割なのかもしれないという。官僚として、社会の仕組みを変えるために育休をとった意味があったのかもしれないと一人納得。

 経験してこそ分かること。分かるからこそ見えてくる問題。その問題をどのように解決していくか。

 日本の型は少しずつ変わろうとしているのを感じる。それがいい方向になるよう、自分も意識していかないといけないと思った。


 日本社会の抱える暗黙知を考えさせられる1話だった。


 前話感想こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


[関連感想]


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