国内ドラマ『対岸の家事』第10話(最終話) 詩穂が父と向き合う時――家事をめぐる本音
- Dancing Shigeko

- 10月1日
- 読了時間: 3分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
父親と仲直りするのか?
今回は国内ドラマ『対岸の家事』第10話(最終話)を紹介します!
[内容]
#10(最終話) これが、私の生きる道!
中谷のところに母親が尋ねてくる。自分のことを許して欲しいという。
詩穂は実家を訪れていたが、父を見かけて引き返していく。しかし中谷の話を聞いた後、再び父親に会いにいく。すると父親はコロッケを作り出す。詩穂が出て行った日のことをよく覚えているという。それまで家事なんて誰でも簡単にできることだと思っていたという。一人になって、お母さんや詩穂の大変さを知ったという。詩穂は、その父の思いを素直に受け入れることができずにいたが、虎朗と苺が迎えに来て、おじいちゃんだと紹介するのだった。
そして長野が引っ越していく前に七夕会兼壮行会をしようと中谷と計画。そして七夕会当日を迎えるのだった。
[感想]
詩穂たちがそれぞれの道を見つめ直す1話。
・自分を思うなら
中谷の母が突然訪れてくる。そして自分のことを許して欲しいという。謝りたかったという。長年かけて積み上げてきた憎しみ。許して欲しい、ごめんなさい、と言った言葉だけで消えるものなのか。大人になって子育てするようになって、母親の苦労が分かり、頭では母だけが悪かったのではない、と思えるようになっても、心が受け入れないと言うのが上手に描かれている。
そこで出した結論は、どれだけ時間がかかるか分からないけれど、信じて待っていて欲しいと言うのだった。自分から連絡を入れるからと。
結構、この結論、いいなと思った。今すぐに結論を出すのではなく、時間を欲しいと。気持ちの整理がつくのを待って欲しいと言うことなのだと思う。ドラマだったら強引に、今すぐ仲直りとかになりそうなところを、現実的な回答だったなぁと共感できた。
・悩んで悩んで出した結論なら
長野が引っ越して専業主婦になると言っている。その決断に、詩穂は、たくさん悩んで悩んで出した結論なら、間違っていないと思うと背中を押している。その言葉が、長野を違う方向へと勇気づける。そして七夕会で、詩穂が、自分が元気な様子を楽しい様子をそんな背中を苺にずっと見せていたい、と言う言葉を聞いて、長野は決断。
仕事辞めない、このまま働くママとして元気な背中を見せたいと。まさかの決断に、中谷は送別会のメッセージを出したのに、戸惑い。
夫が転職すると決断して。転勤よりも家族。そういう選択肢、自分も考えたほうが良かったのだろうかと昔の選択を振り返らされた。
・想像もしていなかったこと
詩穂は父親の懺悔?を聞いている。家事なんて誰でもできる。そんな生産性のないことはやってもらって当然、そう思っていた。これって、当時の社会の風潮だったのだろうか?それは今でも残っているのだろうか。
詩穂はそんなことを聞かされてもと思うところと、許せる気持ちと半々な感じ。ずっと家事をしていて、自分も1日でいいから誰かにご飯を作ってもらいたかった、と言うのが印象的だった。
母親とはそう言う思いがあるのだろうなと。
いろいろと考えさせられる選択の連続の1話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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