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国内ドラマ『19番目のカルテ』第6話 初めての看取り、滝野の葛藤

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 13 時間前
  • 読了時間: 2分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今度は誰?


 今回は国内ドラマ『19番目のカルテ』第6話を紹介します!


[内容]

#6 最期への旅路

 肺がんステージⅣの患者・半田辰は退院して、自宅での終末期医療に切り替える。滝野が担当することになり、1週間に一回訪問診察をすることになる。初めての看取りで滝野自身、悩みながら向き合っていくのだった。


[感想]

 滝野が一人の患者の最期を看取る1話。

・初めての終末期医療

 滝野が徳重に半田辰の担当を任されている。半田はもう助からない末期ガン。どのように最期を迎えるかの治療。終末期医療に初めて向き合う滝野は終始悩み顔。滝野の言い分は、患者の未来のことを考えて、患者と向き合ってきていた。それなのに、その未来がないのだからという感じで言っている。

 徳重はそのことに対して、反論。それだと患者を誰も救えなくなると。人は必ず死を迎えるのだからと穏やかに。

 医師の究極の目標は全員を助けるなのかもしれない。しかし助からない命もあるもの。その事実を受け入れた時、医師として一歩、上に進むのだろう。最初の経験は辛いものになるのだろうと想像される。


・最期を覚悟すること

 半田はもう助からないことを認識している。知っているからなのか、自分の過去の経験をとにかく楽しそうに、たくさんのことを滝野に話している。大工として生きてきた半田。そのあたり一体、自分が建てた家があるという。自分が生きていた痕跡があることが大切なのかも。自分は確かに生きていた、そう感じることで、最期を覚悟できるのかも、などと感じながら見守る。

 自分が最後が近づいているのを知ったら、どうするだろうか。


・死との向き合い方

 家族として死とどう向き合うか。半田の息子が介護しているけれど、日に日に悪化していく父親を見て、もう一度、病院に戻そうかと考えたりもする。どんなに覚悟を決めていても、もうこの先、話をすることもできないと思ったら、覚悟は揺らぐものなのだというのが伝わってくる。誰もが経験するこの家族の最期の瞬間。そこに向かっていく心境というのは、当事者も家族も、常に揺らいでいるのだろうと思う。

 今、この瞬間を悔いなく生きる。それだけを考えているのだろうかな。


 死と向き合うことの難しさが伝わってくる1話だった。


 前回感想こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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