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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

アニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第12話 少女のために立つ弥彦

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 どの時代でも男女の縁というのは不思議なもの。


 今回はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第12話を紹介します!


 前回感想→こちら


[内容]

#12 少年剣士誕生!一番弟子弥彦の戦い

 弥彦とは剣心みたいに強くなりたいと考えて、川辺で訓練していた。通りかかった女の子がその様子を見守っていると、弥彦の下駄の鼻緒が切れてしまう。その女の子が直してくれたが、突然のことでお礼を言えずにいた。

 あかべこへ行くと偶然再会。つばめちゃんと呼ばれる女性は井戸に水汲み。お礼を言おうと弥彦が追いかけていく。その時、彼女がチンピラに絡まれているのを目撃するのだった。


[感想]

 弥彦が活躍する一話。

<守るために剣術を使う>

・弥彦に春がやってきた

 弥彦が河川敷で剣術の練習をしている。通りがかりの少女がその様子を見て足を止める。板に吹き飛ばされて転倒する弥彦。飛んでいく下駄。少女の前に落ちて、弥彦に拾い上げてくれる。鼻緒が切れたのを知ると、自分の布をちぎって鼻緒をつけてくれる。こんなことをされたら、若い男の子は勘違いするだろう、って思ってしまう。

 あまりに突然の出来事でお礼を言えない弥彦。頑張ってね、と声がけをされて、ますます舞い上がる。冷静に戻ってお礼を言うのを忘れていた、と思い出すあたりはしっかりしている弥彦。

 その後、赤べこで再会して、お礼をいいにいくあたりもしっかりしている。周りの目を気にしないあたり、まだ恋愛感情までは言っていないのかも知れない。弥彦ちゃんと呼ばれて、少しばかり心が萎えているあたりは見栄だろうか。若さゆえの、羨ましい感覚。


・守るものを見つけた

 つばめがトラブルに巻き込まれていると知って、助けようと考える弥彦。大人相手に竹刀で向かっていく。一対一ではなんとかやっていられたものの、複数人に囲まれて、ボコボコにされてしまう。それを見ていたつばめは相手の要求通りに鍵の鋳型を渡す。

 彼らが盗みに入ると知って、再び立ち上がる弥彦。複数人と同時に戦えるように練習を始める。しかし1日で強くなれるわけもなく。

 それでも剣心にヒントをもらって挑みにいく。誰かを守るために、無謀と分かっていても戦いに行く、それはこの時代だからなのか。弥彦だからなのか。それともなんだろうか。

 なかなかの勇気、普段は賑やかなだけの外野でもこういう強さを見せようとするあたりに子供の意地を感じずにはいられない。

<それぞれに思いがある>

・主従関係に逆らえないつばめ

 赤べこではしっかり者で、仕事も無難にこなしている感じのつばめ。みんなに頼りにされている感じ。それでも大人五人くらいに囲まれて、ついてこいと言われたら、ついていかざるを得ない感じになっている。鍵の鋳型を寄越せと言われ、一度は拒否するものの、弥彦がピンチなのを見て、渡してしまう。

 そもそも鋳型を準備していることが驚き。その辺りは、渡すつもりはなくても、万が一のために用意していたのか。過去の主従関係には逆らえないと言うことなのか。なかなか厳しいものなのかも知れない。

 芯はしっかりしていそうに見えるだけに、チンピラの要求を聞き入れてしまう辺りに力関係を感じた。パワハラみたいなものか?

・見守る剣心

 弥彦が囲まれてめった打ちにされている。その様子を見て助けに入ろうとする薫。しかし剣心が止める。助けてばかりいては強くなれないと。その言葉には、剣心がいざとなれば、すぐに助け出せるという余裕のようなものも感じる。結構、距離が離れていたけれど、それでも大丈夫ってことなのだろうか。

 弥彦が河川敷で剣術の練習をしていると、豆腐を買うという建前で通りがかって声がけをしてみたり、要所で相手の困りごとを助ける。こう言う接し方はすごい。

 仕事でも相手の成長を期待して見守りたい、と思っても必要以上に口出しをしてしまうことがある。見守るの手本という印象があって、学びがある。

<明治の街並み>

・河川敷で訓練

 弥彦が木の枝に板をぶら下げ、それを人と見立てて剣術の練習をしている。一枚の板を叩いて、戻ってくる板を避ける、そんな練習をしている。この河川敷、剣心がいた場所と同じだろうか。見た目が非常に似ている。この時代は建物がたくさんあるわけではないので、どこも同じに見えるだけなのかも知れない。

 河川敷に一本の木、というのが特徴のその場所は、これからも登場する場所なのかも知れない。


・袋小路へと逃げ込む

 剣心から学んでたくさんの相手と戦う時は、一対一になるようにすることを考える弥彦。そしてわざわざ狭い袋小路に相手を連れ込む。これは弥彦がまだ子供で体が小さく、相手が大人でそれなりの幅があるからできる技だったように思う。そんなに狭いところではまともに弥彦もしないを触れないのではなかろうかって感じてしまったけれど、予想を上回る小回りの利く動きを見せる。

 それにしてもこの袋小路。この時代、こういった塀の作りは多かったのだろうか。


 弥彦が男を見せる一話だった。


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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