こんにちは、Dancing Shigekoです!
師匠に会えたか?
今回はアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第12話を紹介します!
[内容]
#12 一は全、全は一
ダブリスに到着するエドたち。師匠のイズミに会いに行く。師匠との出会いを振り返る。一は全、全は一の意味を一ヶ月で見極めるよう宿題を出されて、孤島でエドとアルは二人で生活。そしてある時、師匠の宿題の意味を理解するのだった。
[感想]
エドとアルの修行時代が描かれる一話。
・修行と言えば
エドとアルがイズミと出会い、見事な錬金術の腕前に弟子入りを申し込む。そして連れていかれたのが無人島。そこで一ヶ月過ごして、「一は全、全は一」に対する答えを見つけることという。一ヶ月は錬金術の使用も禁止というシンプルなルールで過ごさせる。
修行というと、無人島に置いてけぼり、というのは何となくイメージとして多い。と言って、記憶を遡ってみると、実はすぐに思い浮かばない。すぐに出てくるのは、映画『キャスト・アウェイ』でトム・ハンクスがウィルソンと叫んでいる場面と、最近では、アニメ『めぞん一刻』くらい。どちらかと言うと修行ではなくサバイバルを描いたものしか思い浮かばない。
なぜ修行と言えば、無人島のイメージがついたのか?そのイメージの出所を探してみようと思った。
・当たり前のように
エドたちがイズミを知るきっかけになったのは大雨の日。川の堤防が決壊して、流れ込んでくるのを一生懸命村人たちが阻止しようとしている。土嚢を積み上げていくけれど、すぐに水の勢いで水が浸入してくる。
そこに一人スタスタと歩いていく女性がいる。水が押し寄せてくるのにも動じずに錬金術で、堤防を作り上げる。何事もなく、ごく自然に当たり前に困っている人たちを助ける。こういう人助けを当たり前のようにできる人柄というのが実にいい。
どんなにそれが人助けになったとしても、自ら率先して行動できるか?自分にはそこまでの自信がないかも?
・父との記憶
師匠と会うからなのか、エドが父親の出て行った日のことを思い出している。さらには、母親が亡くなったのは父親のせいだと考えている一面が描かれる。これまであまり触れられていなかったエドたちの親子関係。エドが錬金術の練習をしていた頃にはすでに父親はいない生活。
その出て行った日のことを描いたのには、どんな意図があるのか。母親が見せた涙の意味をエドは気づいて、父親のことを恨んだのだと思う。
鋭い眼光を向けられて怯えていたエドたちの様子も印象的。子供にとって父親とはどんな感じで映っているのか。
エドとアルの昔話が描かれて、家族の間の溝のようなものを感じる一話だった。
前話感想→こちら
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それでは、また次回!
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