漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第31巻 ママを探して！

　こんにちは、Dancing Shigekoです！

　獠は正体を明かすのか。

　今回は漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第31巻を紹介します！

[内容]

　宮部の代わりに田部が身代わりになる。宮部はシティハンターに助けを求める。建物に停電を起こして、香瑩が犯人を倒す。

　時は流れ、キャッツアイに天使のサイモンがやってくるのだった。

[感想]

　三つのエピソードが描かれる一巻。

・現実と向き合う

　長いこと追い続けていたシティハンター。その存在よりも大切なものがある。宮部はそのことを痛感して、シティハンターの取材資料をすべて焼き払っている。と言った結末。ずっと追ってきた存在をそんなにも簡単に？と思うけれど、それだけ明確な区切りがついたということなのだろう。強盗に遭遇して命の危険に晒されたら、だれでもそうなるかもしれないと納得。

・命のためなら

　サイモンが獠とドライブ。その途中、首都高で事故に巻き込まれる。サイモンはすばやく事故にあった人たちの安全確保。その中に、心臓移植用の臓器を持った人物がいる。1時間以内に病院に届けないと患者が死んでしまうという状況で、サイモンは娘に連絡。娘がルール違反、これでドクターヘリのパイロットの道が絶たれると分かっていても助けに行く。

　その出来事に世間は賞賛。政府も法の整備が急務という結論。一つの出来事がきっかけでルールを正しい方へと変えていく動き。このエピソードの結末は勇気づけられる。正しいことは認めてもらえる、というのを強く感じる内容だった。

・涙溢れる

　ミキが友達の秋穂と公園で遊んでいる。その彼女エピソード。ミキと、葉月との関係にも興味深い。

　ミキが葉月と手を繋いで帰るのがままと一緒にいるみたいと浮かれていたけれど、秋穂のことを考えて、葉月を突き放す。そのことでお互いが傷つく。その後の展開がすごい感動的。ミキがシティハンターに依頼。秋穂のママを探してという。その詳細を電話してくる。その時の内容があまりにも心に突き刺さる。涙無しには読み進められない感動エピソード。ミキも、秋穂も

葉月もみんな最後は笑顔になってくれたらいいと思った。

　心にグサッと響くエピソードが多い一巻だった。

　読了日：2025年11月11日

　前巻感想→こちら

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　それでは、また次回！

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