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海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン1』第4話 誰がための消防隊か

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2022年5月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年10月19日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 ちょっとペース良かった。


 今回は海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン1』第四話を紹介します!


 前回感想 → こちら


[内容]

#4 1分の重み

 倉庫で火災が発生する。中に取り残された者がいないか、捜索にあたり数名助け出す。ミルズも倒れている人を見つけたが、大隊長の撤収指示で倉庫から出る。大隊長に1分あれば助けられるから行かせてくれと頼み込むが、ダメだと止められる。そして倉庫の火の手が強まり屋根が崩壊する。

 倉庫に残っていた男の兄マーク・ソーンはミルズと大隊長とのやりとりの録音を持っていて訴えるとマスコミで報じていた。シャーマン弁護士は大隊長に示談を勧めるが、大隊長は聞き入れないでいた。

 その頃、街であったボヤ騒ぎに駆けつけたケリーは、放火ではないかと疑う。

 レズリーは救急に行った建物で元恋人クラリスが妊娠しているの知りショックを受けていた。

 マシューは車の窓を割られる嫌がらせを受けていた。それがボイド刑事の仕業とわかっていても報告書の撤回はしないでいるのだった。


[感想]

 随所に人間ドラマ。

・その時の判断にどう向き合うか

 ミルズがまだ中に人が残っていると大隊長に訴える。1分で助け出せるから行かせてくれと頼み込む。それを毅然とだめだと止める。そして屋根の崩落が起こる。

 翌日、一人死んだことが大々的に取り上げられる。ミルズは自分が戻ったら助けられたかもという考えがどうしても取り除けなくて、スッキリせずにいた。自分の発言がきっかけでメディアが騒いでいることを大隊長に謝るも、大隊長はそう言う意見を言える部下が育った欲しいと思っていると言って逆にお礼を言うほど。

 この揺るがない態度がすごい。とにかく精神力の強さに魅せられた。


・正義を貫く勇気

 マシューの車に悪さされる。パンクさせられた上に、窓が割られる。これだけのことがされていたら、間違いなく犯罪なのだけれど、この裏にいるのがボイド刑事だというのが安易に想像つくだけに困る。カバンまで盗まれて、警察に届けた方がいいと同僚は言うものの、このあからさまな嫌がらせにどう対処するのが良いのか。

 これだけのことをされても、決して報告書の内容を撤回することをしない。とことん正義を貫き通す。ボイド刑事が盗んだ犯人を捕まえたと言って、カバンを持ってくる。その中には賄賂が入っている。とことん悪徳警官。この刑事の嫌がらせはまだまだ続くのだろうと思っていたら、今度はマシューの恋人の車までパンクさせられる展開。

 これだけのことをされても、なおマシューが貫き通せるのか、注目。屈しないでほしい。

・終わったと思っていたもの

 今回は新たにレズリーに新たな展開。手を切ったという人の救急に行った先で、妊婦が血を見て気持ちが悪いと訴えている。それで様子を見にいく。先にドーソンが行って、彼女がちょっときてほしいとレズリーを呼ぶ。すると、それはレズリーの元恋人だったという展開。

 終わっていたはずの恋人が、妊娠している。愛し合っていたと思っていた彼女が実はバイセクシャルだったと言うことにショックを受けるレズリー。なかなか人間関係というのは終わったつもりでいても、何かがきっかけで気持ちが戻ってきてしまう典型。

 レズリーはこの先、また立ち直って仕事に取り組めるのか。

 

・親身になって

 ケリーの腕の調子は今の所、問題なしの一話。今回は消火に向かった家が、2週間前にも一体絵だと気づくケリー。その様子から放火だろうと察する。住人の高齢の女性から何が起きたのか、聞こうとするものの古い車だからと言って口を閉ざしてしまう。

 ところが、再び同じところでボヤ騒ぎ。それで彼女に誰にも届けないから正直に教えてほしいと言って聞き出す。その後のケリーの行動が大胆。

 放火をしたと思われるメンバーのところにけしかけて、脅迫する展開。これがきっかけでケリーもトラブルに巻き込まれるのではないかと不安になる。

 

・自負を持って仕事をしている

 そして話は元に戻って倉庫の火災の対応について。メディアは大隊長のミスだと取り上げる。その影響を仄めかすのがハロウィンのお菓子が余ったという発言。何だかんだと、世間は消防署の判断を間違いだと考えているのが見え隠れする。そして訴えているマーク・ソーンが消防署にまでわざわざやってくる。

 こんな時、大隊長を非難の対象に考えそうだけれど、ハーマンがガツンと言いにいく。命を張っているのは俺たちで、お前たちの代わりに死ぬことだってある。そんなことも知らずに、文句ばかり言うんじゃないと畳み掛ける。

 大隊長の判断が間違っていたとは、隊員の誰もが思っていないと言うのが分かる瞬間。そして自分達の仕事に誇りを持っていると分かる場面。

 被害が出たら文句を言い、助けてもらった感謝するという、ご都合主義に心底困り果てているのが伝わってくる場面だった。


 各登場人物が次々と難問に直面していく一話だった。


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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