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映画『国宝』人生を歌舞伎に捧げる!(※ネタバレあり)

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 1月17日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 遅ればせながら、鑑賞。


 今回は映画『国宝』を紹介します!


[基本情報]

 監督:李相日

 脚本:奥寺佐渡子

 原作:吉田修一

 製作:村田千恵子

    松橋真三

 音楽:原摩利彦

 主題歌:原摩利彦 feat. 井口理「Luminance」

 撮影:ソフィアン・エル・ファニ

 編集:今井剛

 制作会社:CREDEUS

 製作会社:映画「国宝」製作委員会

 配給:東宝

 上映時間:174分


[登場人物]

立花喜久雄:吉沢亮

 立花組の息子。花井半二郎のところで預かってもらい、歌舞伎界に入る。

大垣俊介:横浜流星

 花井半二郎の息子。

花井半次郎:渡辺謙

 歌舞伎役者。


[内容]

 花井半次郎は立花の新年会のために長崎へ行く。そこで見た喜久雄の女方の舞に天性の才能を見出す。一年後、喜久雄は半次郎のところで預かられ、歌舞伎の稽古を受けることになる。そこには花井の息子・俊介もいて、二人で切磋琢磨、役の稽古に取り組んでいた。俊介は3代目花井半次郎を襲名されると信じ取り組んでいた。

 ところが半次郎が事故で演目の代役に指名されたのは、喜久雄の方だった。その一件以来、喜久雄と俊介の道は別々に進んでいくのだった。


[感想](※ネタバレあり)

 喜久雄と俊介が女方としての道を競い合っていく作品。

・吉沢亮に魅せられる

 喜久雄の気持ちがいろんな場面でよく伝わってきた。お初を演じていた時の表情(練習の時に半二郎に何度もダメ出しされていた。素人目にはどうだめなのかは、分からない完成度に見えたが…)は圧巻。その人物になりきっていると感じる。あの場面は必見。

 続いて、三代目を襲名されてお披露目公演の時、半二郎が舞台上で倒れる場面。半二郎の発言を聞いて、喜久雄が目を見開く。その表情が実に印象的。結局、自分は血には勝てないのかと言う思いが滲み出ていた。この作品中、一番の表情だったのではなかろうか。

 あとは半二郎の代役を務めることになって、準備をしていた時の緊張感。本当に緊張が伝わってきた。手の震え方があまりにも自然。自然と手が震えてしまう感じがひしひしと伝わってきて、失敗するのか?と思うほど。

 吉沢亮の見せ場がその3点だとすると、横浜流星はどうだったか?お初役の喜久雄を見て、完全に打ちのめされたと言う感じを出していた場面だろうか。そして俊介がお初を演じた時だろうか。足の壊死の痛みを堪えて演じ切る様子は、その演目を見にきた観衆を魅了。演技とは思えない迫力だった。


・歌舞伎に魅せられる

 吉沢亮と横浜流星は本当に歌舞伎を演じていたのか。舞台に上がってしまうと、どちらがどっちか分からないくらい顔が別人になるのだからすごい。だから本当に本人なのかは正直分からないのだけど。

 歌舞伎の演目がいくつも作品の中で取り上げられていて、実際の歌舞伎を見ているような感覚を得られたのも良かった。そして実際に歌舞伎を見に行ってみるのも楽しそうと興味が湧く。特に『曽根崎心中』、『二人道成寺』あたりの迫力を味わってみたいと思った。


・全体通じて

 感動、と言う系統の作品ではなく、どちらかというと人生と歌舞伎。波瀾万丈?浮き沈みの大き生き様、人間国宝に選ばれるようになるまでの苦難。そしてその実力を描写した展開は一人の人生の目撃者、証人になったような見終わった感。

 3時間と言う長丁場を感じさせない時間の流れ方。1960年代から始まり、2016年まで年月が流れていくというステップを踏んでいて、ポイントとなる時代での出来事自体は細かくまとめられているから気にならなかったのかもと思う。

 レイトショー鑑賞でも眠くなることなく、最後まで集中して見続けられることのできる完成度の高い作品だった。


 納得の3時間の作品だった。


 鑑賞日:2026年1月16日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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