映画『六人の嘘つきな大学生』就活最終選考、暴かれる本性──疑心と信頼が揺らぐ心理戦
- Dancing Shigeko

- 8月5日
- 読了時間: 3分
更新日:8月9日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
映像で鑑賞。
今回は映画『六人の嘘つきな大学生』を紹介します!
[基本情報]
監督:佐藤祐市
脚本:矢島弘一
原作:浅倉秋成
製作:上田太地
椿宜和
稲垣優
今安玲子
伊藤正昭
音楽:佐藤直紀
主題歌:緑黄色社会「馬鹿の一つ覚え」
撮影:花村也寸志
編集:田口拓也
制作会社:KADOKAWA
製作会社:「六人の嘘つきな大学生」製作委員会
配給:東宝
上映時間:113分
[登場人物]
嶌衣織:浜辺美波
スピラリンクス最終面接に残った一人。
波多野祥吾:赤楚衛二
スピラリンクス最終面接に残った一人。論理派。
九賀蒼太:佐野勇斗
スピラリンクス最終面接に残った一人。リーダー系。
矢代つばさ:山下美月
スピラリンクス最終面接に残った一人。国際派。
森久保公彦:倉悠貴
スピラリンクス最終面接に残った一人。IT系。
袴田亮:西垣匠
スピラリンクス最終面接に残った一人。体育会系。
波多野芳恵:中田青渚
波多野の妹。
[内容]
一流企業のスピラリンクスの就職試験。最終選考に残った6人がグループディスカッションに臨む。人事からは内容によっては全員合格もあるという話を受けて、6人は定期的に会って、最終グループディスカッションの準備を進めていた。
ところが、グループディスカッション直前に最終選考では一人のみ選ぶと方針変更が伝えられる。その議題は、誰がもっとも選考にふさわしいかを決めるというもの。
本番を迎えて、静かにディスカッションが始まる。ところが、嶌が部屋に置かれた封筒に気づいて、事態は荒れ模様に変化して行くのだった。
[感想]
就職活動で出会った6人の最終選考とその後を描く作品。
・最終ディスカッションに向けて
6人が最終ディスカッションに向けて準備をしようと言って集まっている。そしてスピラリンクスの新しいビジネスについて議論を重ねている。大学卒業直後の人たちには夢がある。そんな印象を受ける。自分たちの未来のために、仕事でよくしていこうと本気で思っている。
生き生きとしている彼らの様子が眩しかった。
・信じられなくなる瞬間
最終選考、一人だけを選ぶことになって、みんな必死。なんとかして自分たちがパスしようとあの手この手。そこに現れた謎の封筒。その内容でみんながさらに人を疑う。その一連の議論はなかなか興味深い。誰も信じられない状況で、自分だったら、どう考えるか。結構、自然にそういう流れになりそうだなと感じる議論で興味深い。
逆に、あまりにも自然な流れすぎて、人の心理の怖さを、醜さを痛感。人を信じられないと言うのはこう言う状態なのだろうと言う感じで痛々しい。
・みんな本当は
最終面談でとある人物がどん底に突き落とされて、合格を目の前に、別の人が合格。そしてどん底になった人が、他のみんなの闇をさらに暴いてやろうと、インタビューに出かける。ところがと言う流れ。
最後に出した結論が、あまりにも神対応という感じ。それだけにこの展開、もっといい結末はなかったのか、と思う。その出した結論自体が良かっただけに、もっといい形でそのどん底に落ちた人物が報われたら良かったのに、と思った。
実に完成度が高く、見応えのある作品だった。
鑑賞日:2025年8月3日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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