映画『借りぐらしのアリエッティ』 感想 | 洗濯バサミがヘアピンになる小人の世界


こんにちは、Dancing Shigekoです!
IMAXでダブルヘッダー。
今回は映画『借りぐらしのアリエッティ』を紹介します!
[基本情報]
監督:米林宏昌
脚本:宮崎駿
丹羽圭子
原作:メアリー・ノートン『床下の小人たち』
製作:鈴木敏夫
音楽:セシル・コルベル
主題歌:セシル・コルベル「Arrietty's Song」
制作会社:スタジオジブリ
製作会社:日本テレビ
電通
博報堂DYMP
ディズニー
ディーライツ
東宝
ワイルドバンチ
配給:東宝
Optimum Releasing
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
上映時間:94分
[登場人物]
アリエッティ:志田未来
小人たち。
翔:神木隆之介
手術前の療養のために郊外の家に来ている。
[内容]
小人のアリエッティは父親・ポッドと初めて借りに出掛けていく。角砂糖を無事手に入れ、次はティッシュを取りに行った時に、その日からその家に来ていた少年と目が合ってし人間に見られたら危険が迫る。ポッドはホミりーに伝えるのはしばらく様子をみようと考えていた。
ところがアリエッティは次の日に一人で少年・翔のところへと行って危険な目にあう。それがきっかけでポッドは引っ越しを考え始めるのだった。
[感想]
人間の家の中で、人間のものを少しずつ借りながら暮らす小人たち。その生活の工夫方で、人間に見つかること自体が危険になる世界を見て、「人間は理解することをしないのだなぁ」と感じた作品だった。
・本人を前に「絶滅する種族だ」と言う翔
この作品で一番衝撃だったのが、翔がアリエッティに向かって「君たちは絶滅する種族だ」と言う場面。
本人を目の前にして何を言い出すんだ、という感じだった。かなり嫌なやつだと思った。
翔自身が、自分は長く生きられないと思っていることが発言の背景にはある。それが分かっても、翔への印象はあまり変わらなかった。
事情があるにしても、本人を前に言うことではないのではないかと思う。
・洗濯バサミがヘアピンになる
小人の世界らしく、人間にとってはちょっとした小物が生活必需品になっている。
特に印象的だったのが、アリエッティが洗濯バサミを髪を束ねるために使っていること。
ポスターなどでアリエッティの姿を見たことはあったけれど、それが洗濯バサミだとは気づいていなかった。
人間にとっては何気ないものでも、小人にとっては十分に価値のある道具になる。そういう見せ方は面白い発見だった。
・「狩り」ではなく「借り」
アリエッティたちは、人間の家へ“かり”に行く。
最初は狩りのような意味なのかと思ったけれど、実際には「借り」。人間からものを借りて生活しているということだった。
ティッシュなどは返すわけではないので、人間の感覚では「借り」とは少し違うようにも思う。
それでも、そこは小人ならではの世界観なのだろうと思った。人間とは違う価値観で生活しているからこそ、「借り」という言葉になっているのだろう。
・人間は理解することをしないのか
小人たちは、人間に見つかったら引っ越さなければならない。
最初は、小人にとって人間はそんなに危険な存在なのかと思った。
でも見ているうちに、人間はどんな生き物に対しても脅威になり得るのかもしれないと感じた。
知らない存在を見つけた時に、まず理解しようとするのではなく、捕まえたり、自分たちの都合で扱ったりしてしまう。
人間は理解することをしないのだなぁと思った。
洗濯バサミをヘアピンとして使ったり、「借り」という独自の考え方で暮らしたりする小人の世界は面白い。その一方で、人間側から見れば珍しい存在でも、小人側から見れば人間こそが危険な存在になる。
そんな立場の違いが気になった作品でした!
鑑賞日:2026年10月23日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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