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映画『オデュッセイア』 ネタバレ感想 | 弓の音で涙が込み上げる

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 23 時間前
  • 読了時間: 5分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 IMAX先行上映の一番便で鑑賞!


 今回は映画『オデュッセイア』を紹介します!


[基本情報]

 原題:The Odyssey

 監督:クリストファー・ノーラン

 原作:オデュッセイア(叙事詩)

 製作:エマ・トーマス

    クリストファー・ノーラン

 音楽:ルドウィグ・ゴランソン

 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ

 編集:ジェニファー・レイム(英語版)

 製作会社:シンコピー・フィルムズ

 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ

    ビターズ・エンド / ユニバーサル映画

 上映時間:172分


[登場人物]

オデュッセウス:マット・デイモン

 イタカの王。

テレマコス:トム・ホランド

 オデュッセウスの息子。

ペネロペ:アン・ハサウェイ

 オデュッセウスの妻。


[内容]

オデュッセウスがトロイアの戦いに出てから20年。戦いは終わっていたが、オデュッセウスは戻ってきていなかった。イタカではペネロペに再婚を申し込む男たちが毎晩、宴会をし て騒いでいた。見かねた息子のテレマコスは、ペネロペに自分が王になるという。しかしオデュッセウスが生きて戻ってくると信じているペネロペは聞かず。テレマコスはオデュッセウスの消息を知るためにスパルタへと向かう。

 オデュッセウスはどこかの島でカリュプソと過ごしていた。オデュッセウスはなぜそこにいるのか分からず、思い出そうとして、カリュプソに覚えている範囲の話をするのだった。


[感想]

 オデュッセウスがトロイアの戦いに出てから20年。

 長い旅を経て故郷イタカを目指す物語。


 今回はいろいろと見どころがあり、気になることも多かった作品。

 ※ここから物語の結末を含むネタバレがあります。


・ペネロペはいつ気づいた?

 一番印象に残ったのは、オデュッセウスがイタカへ戻ってからの展開。

 オデュッセウスは物乞いと名乗って身分を隠し、妻のペネロペと会う。

 そして彼女にオデュッセウスの戦いについて語っていく。

 このとき、ペネロペは目の前にいる男がオデュッセウスだとは思っていなかったように見えた。

 ただ、この男が話している人物がオデュッセウスであることは確信している感じ。

 では、最後まで話を聞いたときはどうだったのだろう?

 オデュッセウスはもう戻ってこないと確信したのか。

 それとも、この時点で目の前の男がオデュッセウスだと気づいていたのか。

 翌日、ペネロペは再婚相手を決めると言う。

 その方法が、オデュッセウスにしかできなかった弓を使ったもの。

 もしかして、すでに気づいていたから弓を選んだ?

 そこも分からない。

 そしてオデュッセウスが挑戦する。

 一度は弓に弦を張ることができない。

 それを見て下がろうとするペネロペ。


 ところが次の瞬間、オデュッセウスが弦を張り、その弦を鳴らす。


 その音を聞いた瞬間のペネロペ。

 ここでは間違いなく気づいたように見えた。

 この一連の見せ方がかっこいい。


 うまく表現できないのだけれど、涙が込み上げてきた。


 さらに、その後の戦いを終えたオデュッセウス。


 何本もの矢が刺さった状態でペネロペのもとへ話しかけに行く。

 この場面でも再び涙が込み上げてきた。

 20年ぶりの再会という事実だけではなく、その再会をどう見せるのか。


 その演出がとても印象に残った。


・葛藤するからこそ英雄なのかもしれない

 オデュッセウスがトロイアでの戦いについて語る場面も印象に残った。

 戦いの中で目にした残虐な光景。

 自分たちが仕掛けた戦争とはいえ、その光景を見てオデュッセウスは苦しんでいる。

 本当に正しいことをしたのだろうか。

 そんな葛藤を抱えているように見えた。英雄と称えられる人物でも、戦いの場では自分がしていることに葛藤する。

 その姿を見て、少し安心した。

 軍人である前に、一人の人間なのだと感じることができたから。

 そして、むしろ自分の行いに葛藤できる人物だからこそ、英雄にふさわしいのではないか。

 そんなことを感じた。


・想像していた世界観と違った

 『オデュッセイア』の世界観について、自分はほとんど知らなかった。

 トロイの木馬が登場することもあって、史実に近い物語なのだと思って見ていた。

 ところが、サイクロプスが登場。

 巨人族も出てくる。

 さらには魔女が人を獣に変える。

 思っていた世界と違う!


 しかも、オデュッセウスたちがそうした存在を目の前にしても、

「こんな生き物がいるのか!」

 と信じられないような反応をするわけでもない。


 普通にその存在を受け入れている。


 なるほど。

『オデュッセイア』とは、こういう世界観なのか。

 自分が勝手に想像していたものとは、ちょっと違った。


・映画を見ながら気になったこと

 今回は物語以外にも、見ながらいろいろなことが気になった。

 まず古代戦士たちの兜。

 鼻のあたりまで覆うような形をしている。

 あれ、視界がかなり悪いのでは?

 あの状態でよく戦えるなぁと思ってしまった。


 そして航海。

 オデュッセウスたちはイタカを目指して海を進んでいく。

 この時代、どうやって正確な方角を把握していたのだろう?

 今ならGPSがある。

 しかし、当然そんなものはない時代。

 どうやって目的地を目指していたのか、純粋に興味が湧いた。


 そしてアテネ役のゼンデイヤ。

 自分の中にある古代ギリシャの神々のイメージとは違っていて、少し引っかかった。

 こういう配役を見ると、

「うーん」

 と思ってしまう。

 ただ、そもそも自分の中にある「古代ギリシャの神々はこういう外見」というイメージはどこから来たのだろう?

 そして、そのイメージと違う配役に引っかかること自体、偏見なのだろうか。

 そんなことまで考えてしまった。


 最後はIMAX。

 大きなスクリーンいっぱいに広がる映像を当たり前のように見ていた。

 しかし途中でふと思う。

 これだけ広角の映像を、ここまできれいに映し出すって、実はものすごいことなのでは?

 見る側は座っているだけ。

 でも、この映像を撮影して、作り上げて、巨大なスクリーンに映し出すまでには、相当な技術が使われているはず。


 映画の物語を見に来たのに、兜、航海、配役、そしてIMAXの技術まで気になってしまった。

物語だけではなく、いろいろなところに興味が広がった『オデュッセイア』でした!


 鑑賞日:2026年9月4日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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