映画『MERCY/マーシー AI裁判』感想 | “AI”の作り出す世界観を考察
- Dancing Shigeko

- 1月25日
- 読了時間: 4分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
IMAXは日中のみだったので土曜日に鑑賞。
今回は映画『MERCY/マーシー AI裁判』を紹介します!
[基本情報]
原題:Mercy
監督:ティムール・ベクマンベトフ
脚本:マルコ・バン・ベル
製作:チャールズ・ローヴェン
ロバート・アミドン
ティムール・ベクマンベトフ
マジド・ナッシフ
音楽:ラミン・ジャヴァディ
撮影:カリッド・モタセブ
編集:ラム・T・グエン
オースティン・キーリング
ドディ・ドーン
製作会社:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
アトラス・エンターテインメント
バゼレフス
配給: Amazon MGMスタジオ・ディストリビューション
ソニー・ピクチャーズ リリーシング インターナショナル
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間:100分
[登場人物]
クリス:クリス・プラット
殺人の容疑で裁判にかけられている。ロス警察の刑事。
マドックス判事:レベッカ・ファーガソン
AI裁判官。
[内容]
クリスは妻ニコールを殺害した容疑で裁判にかけられていた。裁判官はAIのマドックス判事。無実を証明したかったら90分以内に証拠を見せる必要があるという。クリスはマドックス判事と協力しながら、真相解明に努めるのだった。
[感想]
AI判事が裁判を取り仕切る作品。
・もっと違う世界観を想像していた
AIが裁判を行う。事前に知っていたのはこの大きな枠のみ。その設定から想像していたのは、AIが状況証拠を分析して、有罪、無罪を決定するというもの。その決定が間違っていて、AIでの裁判がどうなのか、という観点。
その予想とは全く違くて、一旦、有罪確率が高いと認定された人物が裁判にかけられる。そして、その裁判の場で、無実だと主張するならば、正当な証拠を示せ、そのための証拠探しをAIも手伝うというもの。
だいぶ被告に寄り添ったAIという感じ。実際、クリスの反応に対して、AIが少しずつクリス寄りになっていったように感じられる内容だった。
・ちょっと疑問?
自分の想定していた前提条件と違う影響は大きく、AIと言えば、膨大なデータを分析して犯人を特定している、と思っていただけに、ここでのAIの活用のされ方はちょっと物足りない。
クラウドに存在するデータに自由にアクセスできるという点と、すぐに誰とでも連絡ができるといった感じの使われ方。連絡が取れるのはもちろん相手の番号がわかっているものだけで、それ以外の人たちと連絡を取ることはできない。
AIがあくまでもインターフェース的な役割とデータベース的な役割にとどまっている。そんな見せ方が今のAIの目指している世界とはちょっと違うように感じられて、疑問が残る。
もう少しAIがもたらす世界観を感じたかったかもしれない。
・どこまで監視カメラは普及しているのか?
AI活用の上で膨大なデータを集積すること、ここが一つのポイント。そして今回の事件は家の中で起きたもので、その犯行現場自体の映像は残っていないために犯人特定に時間がかかるという展開。
今時点、どのくらい監視カメラは普及しているのか。各家庭の周辺はほぼカバーできるようになったら、家に出入りした人の特定は簡単になるわけで、そこまでカバーされる予定なのだろうか。この作品を見ていて思ったのは、もし公共の場における監視カメラの死角がなくなったら、AIによる捜査が加速するかもしれないということ。
そしてそうなることが犯罪の抑止力になるのではないか、ということ。
この作品はAI判事を導入したことで犯罪率が低下したと言っていたけれど、AI判事が導入されたくらいでは犯罪は減少しないように感じるだけに、もっと監視の目を強めることが必要なのだろうと思った。そしたら、この作品のようにAIと協力したら、真犯人特定が加速すると感じた。
AI裁判、世の中を安全にしたかったらのヒントを感じさせる作品でした。
鑑賞日:2026年1月24日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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