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小説『掟上今日子の忍法帖』 感想 |世界観変わった!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 忘却探偵シリーズをどんどん読み進める。


 今回は小説『掟上今日子の忍法帖』を紹介します!


[基本情報]

 著者;西尾維新

 出版社:講談社

 出版年:2022年

 ページ数:339ページ


[登場人物]

掟上今日子

 忘却探偵。ニューヨーク・マンハッタン島に渡航している。

リバルディ警部

 ニューヨーク市警の刑事。

キャスティズ警部補

 ニューヨーク市警の刑事でリバルディの相棒。


[内容]

 セントラルパークで手裏剣が刺さって死亡している男性が見つかる。容疑者として不法滞在している掟上今日子があがる。リバルディ警部とキャスティズ警部補は聞き込みに向かうが、掟上今日子のペースにのらりと話をはぐらかされていく。そして・・・

[感想]

 掟上今日子がニューヨークで事件解決に携わる作品。

・ニューヨーク在住の理由が…

 ホワイト・バーチFBI捜査官によって掟上今日子のことを知らされたニューヨーク市警の二人。その理由が何か随分とおかしなことになっている。隠館厄介が掟上今日子をニューヨークへと追放することになった元凶のような描かれ方もしていて、何か随分とこれまでの設定から変わってしまったという印象。前作の戦車騒動以来、何かがおかしな方へと向いてしまったように感じずにはいられない。その流れをこの作品でも引き継いでいるというのは自然ではあるものの、正直、忘却探偵シリーズにはいらない設定のように感じている。

 掟上今日子の過去が描いて、丸く収めようとしているのだろうか。


・ニューヨークを堪能

 ニューヨークに不法滞在、という事実がありながら、ニューヨークに滞在している掟上今日子。セントラルパークを散歩してみたり、ステーキを食べさせてもらったり、パンケーキを食べたりと食も楽しみ、さらにブロードウェイの舞台にも立って、最後にはナイアガラの滝にまで行っている。地味に観光を楽しんでいるところが面白い。

 と言っても、それらの魅力が十分に伝わってくるほどの描写ではなかったのだけれど。掟上今日子がニューヨークを楽しんでいるようである、と言った感じ。


・なぜ忍者?

 今回の事件は手裏剣や鎖鎌、兵糧丸、不忘の術、巻物などいろんな忍者由来のアイテムが出てくる。それらに絡んで事件が進んでいく。特に兵糧丸のエピソードは、うーん、そう来たかって感じ。そしてその事件解決のために掟上今日子が知恵を貸すという展開。しかしその推理は最終的にどうだったのか、と分からずじまいにも感じる展開。あまり良さが伝わってこなかったような印象が強い。

 どうも消化不良という気がする。


・ところでリバルディ警部

 リバルディ警部はキャスティズ警部補の発言をいちいち揚げ足を取るタイプのキャラ。最初の一章はその個性が全面に描かれていた。そのリバルディ警部が、掟上今日子に対しても揚げ足を取るようなことを繰り返す展開が予想されたのだけれど、意外にも最初以降、リバルディ節は炸裂せず。途中でキャラが変わってないか?と突っ込みたくなってしまった。

 キャラが変わっていると言えば厄介もだいぶ変なキャラになっていた。なんだったんだろう?


 全体的にあれれ?と疑問が残る印象が強い作品でした!


 読了日:2026年6月16日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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