小説『掟上今日子の保険証』 ネタバレ感想 | 推理は消化不良、それでも一区切り
- Dancing Shigeko

- 24 時間前
- 読了時間: 3分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
なんとか読み終わった。
今回は小説『掟上今日子の保険証』を紹介します!
[基本情報]
著者;西尾維新
出版社:講談社
出版年:2025年
ページ数:197ページ
[登場人物]
掟上今日子
忘却探偵。
隠館厄介
冤罪王。次々と容疑をかけられ、その度に探偵を呼んでいる。
[内容]
隠館厄介は子守りの時に、赤ちゃんを連れ去った容疑をかけられていた。
その次には死体の歯を全部抜き去る残虐犯として刑務所に入れられていた。
続いて探索船でも密室殺人犯として容疑をかけられ、元警察官の不審死については容疑をかけられる前に疑いを晴らそうとしていた。
その度に彼は掟上今日子、最速の忘却探偵を助けに呼ぶのだった。
[感想](※ネタバレあり)
今回は推理が本当に合っていたのか分からず、やや消化不良の残る一冊。
・推理だけで終わってしまう
今回、一番気になったのは事件の終わり方。
最初の事件を除いて、今日子さんが推理を披露したところで終わっている。
その推理が本当に正しかったのか。
犯人が認めたのか。
そのあたりが確認できない。
前々作では犯人逮捕まで明確に描かれていた。
前作は犯人逮捕が軽く描かれていた感じ。
それより前は記憶から消えてしまっているけれど、多分犯人の特定まで行っていたように思う。
それに比べると、今回はどうにもスッキリしない。
もともと忘却探偵シリーズの謎解きには、ややとっぴに感じるところがある。
だからこそ、
「今日子さんの推理どおりでした」
という確認まで見たかった。
推理だけで終わってしまうと、どこか嘘くさいというか、説得力に欠ける感じが残ってしまった。
・歯形を隠すために全部の歯を抜く?
今回の推理は、どのエピソードも、
「本当にそうなの?」
と思うものばかりだった。
中でも、死体からすべての歯が抜かれていた事件。
その理由について、被害者に噛まれて犯人の腕に残った歯形から身元がバレないよう、すべての歯を抜いたという推理が出てくる。
歯ぁ?
そうなの?
と思ってしまった。
コルク抜きが船の揺れの勢いで首に刺さるというのも、
「いくらなんでも無理があるのでは?」
と感じる。
猫の毛皮が近くにあったことから導き出される推理も……。
どれが一番信じられなかったかと聞かれても困る。
どれもどんぐりの背比べレベルに眉唾っぽい。
だから余計に、犯人の供述などで答え合わせをしてほしかった。
・それでも読み切って一区切り!
そんなふうに消化不良を感じながらも、最後まで読むことはできた。
一つ一つのエピソードが短めだったのは大きかった。
そして、もう一つ。
この一冊を読み終えれば、今のところ掟上シリーズの最新作まで読み終えたことになる。
少し前から、
「ここまで読み切って一区切りつけたい」
と思っていた。
今回、それをようやく達成!
作品の推理にはスッキリしないものが残った。
それでもシリーズを最新作まで読み終えたことにはスッキリ。
区切りがつくというのは嬉しい。
推理には消化不良が残ったけれど、掟上シリーズを読み切って一区切りつけることができた『掟上今日子の保険証』でした!
読了日:2026年9月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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