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小説『疾風ロンド』タイトル通り疾風のごとくスピーディな展開

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2020年8月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年2月8日


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 こんにちは、Dancing Shigekoです。


 今日も暑かったですね、外に出るのが億劫になってしまいます。こんな時は、ちょっと季節外れではなりますが、雪山が舞台の東野圭吾作品『疾風ロンド』を読んで過ごすのはいかがでしょうか。


[あらすじ]

 泰鵬大学医学研究所から生物兵器K-55が盗み出された。盗み出したのはその開発に成功した葛原。彼はK-55を隠した場所を教えて欲しければ、お金を用意しろと、生物学部長の東郷を脅迫していた。K-55は違法に開発された病原菌であったため、警察に届けることが出来ない東郷は、部下の栗林に対処を相談する。要求に応じるべきと考えていた矢先、警察から連絡があり、葛原が高速で事故死したという。葛原が死亡してしまい、残された写真から場所を突き止めなくてはならなくなるのだった。


[感想]

 限られた情報から場所を突き止めることに成功し、さらにその場所での捜索。この捜索の場面が描写の中心となるのだけれど、少しずつ近づいていく感じ、栗林が主人公となって、彼の息子 秀人や隠し場所の里山スキー場のパトロール根津、スノーボードの大会のために来ていた千晶、学校の授業で来ていた育美、さらに横取りを考える折口姉弟などが複雑に絡んでいく展開が面白い。常に変化があって、スピード感のある作品でした。


 読了日:20年8月8日


 皆さんの感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また明日!




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