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小説『七つの会議』組織の影を浮き彫りにする

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2020年9月13日
  • 読了時間: 1分

更新日:2023年2月14日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今日は特に予定がなく、家でのんびり過ごしました。


 さて、今日は池井戸潤著 小説『七つの会議』を紹介します!


[あらすじ]

 東京建電の営業の定例会議。営業二課は業績未達で課長の原島は、いつも叱責されていた。営業一課の業績は順調で一課長の坂戸は無難に報告を終える。営業一課に眠りの八角と呼ばれる万年係長がいて、事あるごとに坂戸に詰られていた。それがきっかけで、坂戸はパワハラで訴えられ、降格。代わりの原島が営業一課の課長に就く。やがて原島は坂戸が降格した真の背景を知ることになるのだった。


[感想]

 あらすじで紹介した第一章から始まり、全部で八章からなる展開。一章ずつ完結していき、独立した内容に見えて、最後で一本に繋がっていく流れは、読み応えがありました。一見、怠け者に見える八角も最後まで行くと違うように見えてくる。それだけ大きな変化が生じていくのだけれど、その真相を知った時に残るもの。会社、組織というものに対する見る目が変わってしまいそうな深い闇も感じる作品でした。


 読了日:19年6月17日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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