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小説『PK』短編三つが作り出す一つの世界

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2020年7月17日
  • 読了時間: 1分

更新日:2023年2月1日

 こんにちは、 Dancing Shigekoです!


 今日は、伊坂幸太郎著 小説『PK』を紹介します!


[内容]

PK

 日本代表の小津はペナルティエリア内で後ろからのスライディングタックルを受けてPKをもらった。そして見事にそのPKを決める。

 このゴールについて、大臣が調べていた。彼がそこでゴールを決める事ができたのはなぜなのかと。秘書官は関係者に当たってみたが、当時の関係者がもうほとんど残っていなくて調べらなかったと報告していた。

 一組の男女が小津がPKを決める事ができた理由について話し合っていた。男が誘拐事件説を唱えるのだった。


[感想]

 PK、超人、密使の三つの短編からなる作品。PKと超人で同じW杯の話題が上がっているものの、その内容が微妙に異なる。その理由が密使を読むと分かる。そう言う構成になっている。一見、それぞれが独立した短編のようで、全てがつながっていると言う流れが読み終わった後に驚きをもたらす。それぞれの短編だけでも楽しめる内容なのに、その後、そう言うことだったのかと思わせてくれる。一度で二度楽しめる。そしてもう一回、全部を知っている上で読んでみたらどう感じるのだろうと思える作品でした。


 読了日:20年2月28日


 皆さんの感想も是非お聞かせください!


 それでは、また明日!


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