国内ドラマ『明日はもっと、いい日になる』第1話 事件ではなく“家族”を救う――児童相談所に出向した刑事の奮闘
- Dancing Shigeko

- 7月8日
- 読了時間: 2分
更新日:7月9日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
25年7月期フジテレビ月9。
今回は国内ドラマ『明日はもっと、いい日になる』第1話を紹介します!
[内容]
#1 刑事が児童相談所へ出向!?
夏井翼は連続強盗犯の逮捕よりも痴漢確保を優先して、犯人を逃してしまう。その失敗で児童相談所へと出向を命じられる。
出向初日から愛想の悪い先輩・蔵田と組んで、外回りをする。その中で虐待の疑惑が見られる親子の家に訪れる。夏井は虐待と決めつけて、なんとかしようと蔵田に持ちかけるが、蔵田は冷静な対応が必要と言って、衝突するのだった。
[感想]
児童相談所に出向になった刑事・夏井の奮闘を描く1話。
・事件ではなく家族
印象的な言葉があった。
夏井が虐待を事件と呼ぶ。それを聞いていた職場の児童心理司の蒔田が、「私たちが扱っているのは事件ではなく、家族」と言っている。虐待を事件と決めつけ、親を加害者、子供を被害者とみなす夏井に、実に分かりやすい助言だったのはなかろうか、と感じた。
突っ走り系、自分の信じた道を押し付けようとするタイプの夏井に、かなり強烈な牽制になったように思う。
この一例に限らず、こういう風に表現を変えたら、かなり使える表現と感じた。
・子の思い親知らず
親が必死になって駆け回っている。子供の生活をなんとかしようと思って必死に働いている。その結果、疲労が蓄積して、子供に当たってしまうことがある。そんな親の頑張りを子供はどう見ているのか。
小学校低学年の子供にしてみたら、もっと母親と一緒にいたい。それだけで十分と思っている。親は子供のためにと思って仕事を頑張る。その結果、子供との時間が短くなる。子供は親との時間をもっと欲しいと思っている。
この構図を見ていると、人生とは、家族とは一体何なんだろう?と強く感じる。働かなかったら家族を養えない、でも子供はもっと親との時間をと思う。
実に悩ましい。
・児童相談所の現実
児童相談所に舞い込んでくる案件は実に多岐にわたっている。虐待だけではなく、その他諸々。子供が関係しているとなったら、何でも児童相談所に問い合わせが来ている、と言う描写があった。必ずしも虐待という最悪の事態だけはないのだと。
逆に、結構、いろんな相談があるものなのだと思うと、興味深かった。
児童相談所の現実を垣間見たように感じる1話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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