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国内ドラマ『放課後カルテ 2025秋』助けを求めるのは弱さではない!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 10月27日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 牧野先生が帰ってきた。


 今回は国内ドラマ『放課後カルテ 2025秋』を紹介します!


[基本情報]

 原作:日生マユ『放課後カルテ』

 脚本:ひかわかよ

 音楽:得田真裕

 主題歌:wacci「どんな小さな」

 演出:鈴木勇馬、西岡健太郎、苗代祐史

 サウンドデザイン:石井和之

 特殊メイク:梅沢壮一

 アクションコーディネーター:柴原孝典

 チーフプロデューサー:松本京子

 プロデューサー:岩崎秀紀、秋元孝之、大護彰子

 協力プロデューサー:大平太

 制作協力:オフィスクレッシェンド

 製作著作:日本テレビ


[登場人物]

牧野峻:松下洸平

 関東医科大学病院で小児科。地域の健康相談質を定期的に開いている。


[内容]

 牧野は神谷愛莉の担当をしていた。急性リンパ芽球性白血病を再々発させていた。治療を受けてもらいたいが本人は拒否していた。なんとかしてあげたいが、牧野は黙って話を聞くようにしていた。そんな中、愛莉は医療センターで一年生の近藤紬と知り合う。彼女も同じ病気で戦っているのを知るのだった。

 牧野は町の健康相談会に行っていた。そこで元教え子たちとも会う。水本から藤野を助けてほしいと相談を受けるのだった。


[感想]

 牧野先生が病院でも健康相談室でも子供たちと向き合う作品。

・本人を動かすのは本人

 愛莉が治療を拒否している。もう諦めが入っている。しんどい思いをして治らないのだったら、このままでいいと言っている。それに対して母親はなんとか治療を受けてもらいたいと思っている。

 牧野もなんとかしたいと思っている。しかし無理強いは意味がないことだとわかっている。

 その後、愛莉は一年生の紬と知り合って、仲良くなったのがきっかけで自分も頑張ろうという気持ちになる。本人が治療をしたい、治したい、生きたいという気持ちにならないとダメなのだと思う。それは周りからどうこう言えるものではなく、そう思えるようになるきっかけを与えるまでが限界なのだと思う。


・異変に気づいてあげられるか

 冴島直明は牧野先生に憧れて医者になるという。心臓が弱く、ドッジボールなどの激しいものは避けるようにと指示されている。それで友達の突き指の痛みを知ることができないから医者にはなれない、という。

 この発想が興味深い。すべての痛みを知らなかったら医者になれないのか、と言ったら、すべての医者が重病人上がりになってしまう。ということを小学2年生では難しいのか。

 痛みは分からなくても、小笠原澪がよく聞こえていないことには気づいてあげられているのだから2年生ながら観察力はかなり高め。

 将来、気づける医者になりそう。


・弱さを見せるのは難しい

 この作品の中でキーワードがあった。藤野が追い詰められている。彼に対して、牧野先生が言ったのだったか。助けてと求めるのは難しいものだと。牧野先生に対しては、篠谷先生が同じようなことを言っている。

 困っている時に、助けて、困っていることがあるって言えることが意外と難しい。その気持ちをどう上手に周りに伝えるか、をこの作品では教えたかったのではなかろうかと感じる。

 弱さを見せることは、弱さではない。人は一人では生きていけない、それを口に出しているだけなのだと思う。


 子供達を助けたいと思う牧野先生の気持ちが非常によく伝わってくる作品だった。


 鑑賞日:2025年10月25日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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