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国内ドラマ『キャスター』第6話 命か、正義か。報道の本質を問う

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 24 時間前
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 どんなスクープが飛び込んでくるのか?


 今回は国内ドラマ『キャスター』第6話を紹介します!


[内容]

#6 スクープと死

 藤井真弓は娘の病気を治すため、脳死と診断された夫の肺を移植したいと言う。しかし、日本の制度では三つの条件を満たしていないと家族の臓器を優先的に移植することができず、そのうちの二つを満たしていなかったため、藤井の望みは叶わない。

 この事を崎久保はニュースゲートで訴えて、放送後、高反響。世論の力で臓器移植が実現させるための後押しが進む。ところが、その報道の直後、週刊誌で藤井の説明に嘘があると指摘する記事が出て、高反響は一転、批判の嵐になる。

 崎久保はなんとかしたい一心で真実の確認に藤井のところへ行くが、その時にセカンドオピニオンを組織の存在に気づく。その組織は進藤がずっと追っている団体と同じロゴを使っていて、崎久保はその組織についても調べ始める。すると海外で臓器売買で移植するものだと知るのだったが…


[感想]

 ニュースゲートが臓器移植をめぐる不正に迫る1話。

・進藤と崎久保の過去のつながりが明らかに

 進藤は過去に臓器移植が不当な臓器売買で行われている事をスクープする。そのスクープされて手術を受けられなかった女の子がいる。その少女こそが崎久保の姉。進藤のスクープのために手術がされず、手術台で亡くなったと言う。

 その事で進藤を恨んでいる。

 と言った過去よりも実はこの場面、印象的だったのは崎久保の母親。崎久保の母親役が黒沢あすか。彼女は国内ドラマ『フォレスト』にも出演。そしてその時も子供を失くす役を演じている。その失くしたショックで兄の一ノ瀬純のことを弟の名前で呼ぶ。

 崎久保に対しても亡くなった姉の名前で呼ぶ。全く同じキャラ過ぎて、ちょっと笑えた。この人はこう言う役回りの人なのかと思わずにはいられなかった。

 その人選が印象的過ぎて、崎久保が進藤を憎む設定が霞んで見えてしまった。


・自分の子供を助けるためには

 今回の論点は自分の子供を守るためなら法を破ってもいいか?何話か前に局長が自分の娘を守るために報道を私物化した時の状況に近いものを感じる。他人が同じことをしたら報道に携わる立場の人たちはどんどん非難するのに、自分のこととなると急に手のひらを返す。そんな印象がある。

 今回、崎久保は自分のためというわけではないけれど、過去に同じ経験をしていて、その苦しさが分かるからといって、藤井の希望を叶えようとしている。

 報道に携わるなら、その行為を見過ごしてはいけないだろうに。失格ではないのか。

 崎久保の行動に疑問を抱かずにはいられない。


・法と命と

 進藤が臓器売買は違法だと宣言している。そして途上国の臓器なら安く購入できるから、そこで臓器を買って手術をしたらいいのだと考えているのなら、将来、富を持った海外の人が日本にきて、臓器を売ってくれというのを許してもいいのか、と同じことだという。

 日本もいつ何時、臓器売買される側になるか分からない、と考えたら恐ろしい。

 法が整備されて、臓器移植がもっと滞りなくできるようになることが最優先事項なのだと感じる。


 果たして崎久保はどうなっていくのか、続きが気になる1話だった。


 前回感想こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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