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国内ドラマ『MR -医薬情報担当者-』第3話 感想 | 副作用の責任は医師だけ?製薬会社との連帯責任を考える

執筆者の写真: Dancing Shigeko
Dancing Shigeko
6 分前
読了時間: 4分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 副作用があるのか?


 今回は国内ドラマ『MR -医薬情報担当者-』第3話を紹介します!


[内容]

 ネットでノベルマの副作用を疑う投稿が見られるようになっていた。気になった紀尾中は自分が担当した病院の患者の様子を見に行っていた。ネットの書き込み同様の症状が出たと聞かされる。紀尾中は有害事象の可能性を懸念。

 本社のマーケティング部へ来ないかと打診を受け、考えを巡らせている中、八神がパンセルの対抗薬に関する論文を発表しようとしていた。その論文ではパンセルにはない効果効能も記されていて、パンセルのガイドライン認定に影が落ちるのだった。


[感想]

 新薬ノベルマの副作用疑惑が浮上する一方、パンセルのガイドライン認定を巡って医師と製薬会社の思惑が交錯する1話。


・同じ症状が2件出たら、副作用を疑うべきでは?

 ネット上で、ノベルマを服用した患者の投稿が見られるようになっている。

 その内容によると、ノベルマを服用したことで合併症が出たという。気になった紀尾中は、自分が担当していた病院へ患者の様子を確認しに行く。すると、ネットの書き込みと同じような症状が出ていることを知る。

 薬による副作用なのか、それとも別の原因なのか。

 その見極めは難しいのだろうと思う。患者の状態にはいろいろな要素が重なっているだろうし、薬を服用した後に症状が出たからといって、すぐに薬が原因とは言い切れない。

 ただ、同じ症状が2人に出たら、副作用を疑った方が良かったのではないかと思う。

 1件目の段階では、副作用の可能性を考慮しながら、他の患者の動向を確認することが必要なのではないか。そして2件目が出た時点で、薬との関連をより強く疑うべきではないだろうか。

 もちろん、2件出たから副作用だと断定できるわけではない。けれど、同じ症状が続いているなら、何か関係があるのではないかと考えたくなる。


 第1話から有害事象という言葉が気になっているけれど、今回もその判断の難しさを感じた。


・薬の投与は医師の判断でも、責任は医師だけなのか?

 今回、特に気になったのが、薬の副作用に対する責任の所在。

 仮に薬による副作用だったとしても、最終的に投与するかどうかを決めるのは医師。だから責任は医師にあるという話が出ていた。

 その発言には、考えさせられるものがあった。

 確かに、投与を決めるのは医師かもしれない。しかし、それは医師が薬について必要な情報を正しく把握していることが前提ではないだろうか。

 製薬会社は、実際の治験で得られた情報だけでなく、使われている成分にどのような可能性があるのかについても、できる限り説明する必要があると思う。

 そして、確認されていなかった副作用が後から出てきた場合はどうなるのだろうか。

 事前にすべての可能性を把握することは難しい。それなのに、最終的な判断をしたのは医師だからといって、すべての責任を医師に負わせるのは違うように思う。

 医師も製薬会社も、それぞれの立場で責任を持つ必要がある。だからこそ、連帯責任なのではないかと感じる。

 医療機器に関わる仕事をしているだけに、こうした安全性と責任の問題は気になるところだった。


・ガイドライン採用には共同研究が必要、だからこそ癒着しやすい?

 もう一つ気になったのが、薬の市場とガイドラインの関係。

 八神はパンセルの対抗薬に関する論文を発表しようとしている。その論文にはパンセルにはない効果効能も記されていて、パンセルのガイドライン認定に影が落ちる。

 ガイドラインで取り上げられたら、基本的にはそれが主流の治療法になっていく。

 そう考えると、いかにガイドラインに取り上げられることが大切なのかが分かる。

 そして、そのためには医師との協力体制が重要で、共同研究も不可欠になってくるのだろう。

 第2話では、新薬を売り込むために教授のお墨付きが必要になることに違和感を持った。薬の安全性を示せても、最後は教授の顔を立てる文化なのかと思っていた。

 今回の話を見ていると、医師と製薬会社が協力しなければならない理由も見えてくる。

 ただ、裏を返せば、それだけ医師と製薬会社が癒着しやすいということなのかもしれない。

 利益を優先するようになれば、製薬会社が医師を買収しようと考えることもあるかもしれない。逆に、医師の方から製薬会社へ研究協力を名乗り出て、多額の報酬を要求するということも考えられる。

 そういう関係が生まれやすいのであれば、利益のためになんでもするような八神のような人物が現れるのも、必然なのかもしれない。

 薬を広めるためには医師との協力が必要。しかし、その協力関係が利益優先になれば、癒着につながる危険性もある。

 必要な協力と、行き過ぎた利益追求。その境目はどこにあるのだろうか。

 副作用の判断や責任の所在だけでなく、医師と製薬会社の協力関係についても考えた第3話でした!


 前回感想→こちら


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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