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  • 執筆者の写真Dancing Shigeko

アニメ『バッテリー』原田巧と永倉豪の悩みと成長を描く

更新日:2021年10月1日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 今年の高校野球は思うように進んでいないです。気持ちを最後まで維持して、なんとか乗り切って欲しいですね。

 今回は野球つながりで、アニメ『バッテリー』を紹介します!

[基本情報]

 原作:あさのあつこ

 監督・脚本:望月智充

 キャラクター原案:志村貴子

 オープニング主題歌:anderlust「いつかの自分」

 エンディング主題歌:anderlust「明日、春が来たら」

[登場人物]

原田巧:内山昴輝

 春から新田東中に引っ越してきたピッチャー。小学生の時には広島のクラブチームで活躍していた。野球のことにしか興味がなく、人付き合いが下手。

 中学1年生で140キロ近い速球を投げる実力はかなりすごいのだと思う。しかし、周りの言葉をとことん無視する感覚をもう少しなんとかして欲しいと感じてしまう性格。

永倉豪:畑中祐

 新田東中の一年で、巧のボールを受けるキャッチャー。しっかりした性格。

 本当に中1なのかと思うほどのしっかり者。

[内容]

 新田東中の1年 原田巧は、投球に自信を持っていた。彼の速球を受けることができた永倉豪がバッテリーを組む。彼らに、岡山で優勝した横手二中のスラッガー門脇が勝負をすることになるのだった。

[感想]

 原田と永倉のバッテリーが門脇と対決するまでの一年を描く全11話のアニメ。

・タイトルの通り野球の試合よりもバッテリーの内面を重視した展開

 門脇という岡山屈指のスラッガーとの対戦が決まって、その練習試合の様子が細かく描かれるのかと期待して見ていると、やや肩透かしにあう。

 振り返ってみると、タイトル通り”バッテリー”が中心の作品だったのだと理解。原田と

永倉の信頼関係が築き上げられていく過程、二人の心境の変化が描写されていたのだと理解。ただアニメとしては、いろんな部分で疑問が残る。

 永倉に野球を辞めてもらいたいと持っていた母親との関係、いつの間にか姿を見せなくなった原田の父親や、途中炊飯を失敗する祖父の様子を見せておきながら母親がどうなったか描かれていないなど、気になる部分がたくさん。

 そして門脇との対戦がどうなったのか。その部分が肝心と思っていただけに、残念ながら不完全燃焼と感じる終わり方。

・原田、永倉、そして門脇の心境

 門脇というスラッガーが登場してから、内容が精神面を中心に変化して行ったように感じる。

 横手二中との練習試合をするために、新田東のキャプテン海音寺が、横手二中のキャプテン門脇と連絡を取り合う。そして一度勝負して見て考えることになる。

 いざ勝負の日、駆け引きなしの真っ向勝負に出た3球目。門脇のバットは球をとらえきれずチップ。その球を永倉がこぼしてしまう。それを見た原田は4球目を全力で投げず、門脇にホームランを打たれる。

 この勝負以降、どこかぎこちない。それまで自信たっぷりだった原田もコントロールが乱れ始め、永倉は野球への気持ちが途切れ始め、門脇は負けるのではないかという恐怖を感じ始めという精神面が中心。そこを海音寺と、横手二中の瑞垣がさらにかき乱す、そんな感じに見える展開だった。

 果たしてこの展開、どんなことを伝えたかったのだろうか。

・岡山で展開される物語

 軽トラックで引っ越してきた原田家。彼らが到着した家の様子が、となりのトトロを思い出させる。その後、ランニングに出かけていく原田。彼のランニングコース、行った先の神社のある小高い丘などももまた、トトロを思い出させるものがあった。

 同じ場所が舞台なのだろうか、そんな思いになる。実際のところはどうなのだろうか。

 岡山県が舞台のアニメと接する機会ができたおかげで、岡山が身近になったのは、嬉しい収穫。実在する場所なのか、ベースとなった場所はどこなのかにも興味が湧く設定だった。

 内容としては消化不良感が残るものの、最後までの過程はどうなるのだろうかと興味を持ちながら楽しめる作品だった。また原作を読んでみようと思う内容だった。

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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