こんにちは、Dancing Shigekoです!
六太はピコに誘われ、どんな話を聞くのか。
今回はアニメ『宇宙兄弟』第58話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#58 本気の失敗
六太はビンセントの車に乗ってバーに向かった。ピコは遅れて到着。ピコとビンセントは六太の発言から、昔のことを思い出す。
リックが管制士になって、ピコが設計した宇宙船に乗ったビンセントに指示を出す夢を語り合っていたのだった。
[感想]
六太がピコとビンセントとバーに行く一話。
<六太と重なる影>
・3人でロケットを作っていた頃
ピコがバーに遅れてやってくる。ビンセントはピコが六太のアイデアを聞いて、気に入ったのか、と冷やかす発言をする。それを聞いていた六太が「本気の失敗だったらいい」とサラッという。
その言葉にピコもビンセントもハッとさせられる。彼らが子供の頃にリックと3人でロケットを作っていた頃のことを思い出す。六太の中にリックの影を見る瞬間。
リックに何かがあったのだろう、ということは想像がつく。一緒にロケットを作って、一緒に宇宙を目指した3人。そのうちの一人、リックが今、ここにいない。ピコとビンセントの心境はいかに。
そして彼らは六太をどう見るようになるのか。信頼できる人物と見るようになるのだろうか。
<六太を知り>
・ビンセントの見る目が変わっていく
ビンセントは六太を車に乗せて、例によってスピードを上げていく。六太の表情が全く変わらないことに少なからず驚いている。履歴書を見ていた頃は、六太は軟弱と思っていただろうから、そのスピードに全く動揺しない様子に意外という表情を見せる。ただ心の内が読めないと感じているだけかも知れない。
その六太は何を考えていたかというと、日々人の打ち上げの時にデニール・ヤングに無理やり車に乗せられて、暴走された時のことを思い出している。あの時の凸凹道でのスピードに比べたら、高速でスピードを出されるのは穏やかなものだと感じているだけだというのだから、面白い。
<バーから>
・ミネソタ州ポットヒル
ビンセントたちはミネソタ州の鉱山のある町で育っていた。そこでは鉱山で働くのが当たり前の世界。学校でも子供たちの進路は鉱山で働くことだと考えている。大学に行って勉強をすることなんてできっこないと先生からも言われる。この全否定的な片田舎で育ったビンセント、ピコ、リック。かなり反骨精神一杯で勉強に励んだのだと思われる。
子供の将来の夢を否定する環境というのは、実に悲しい。そこから今の立場になるまでにどんな苦難があったのか。もっと描かれるのか。
ピコ、ビンセントの過去が垣間見える一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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