書籍『小説のコツ』小説を書くなら知っておきたい!文章を引き立てる“3つの要素”と推敲の技術とは?
- Dancing Shigeko
- 24 時間前
- 読了時間: 2分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
参考にしたい。
今回は書籍『小説のコツ』を紹介します!
[基本情報]
著者:後木砂男
出版社:彩流社
出版年:2011年
ページ数:118ページ
[内容]
書き出す前の準備、書き出してからの注意事項の二つの章で、その細部を紹介する。
[感想]
小説を書いてみようと思う一冊。
・小説の3要素
会話、説明、描写の3要素でなっている。そしてこのバランスを考えて書くことが大切と言うこと。説明は、「夜明け、彼は別れを告げると、電話を切った」など。描写は「顔が枕になった気分だった。冷たい涙で、ベッドはまるで海のそこに沈んでいるみたいだった。」など。
・3要素の役割
説明はアクセル、描写はブレーキ、会話はニュートラルを担当している。
具体的には説明で「時間や空間をひょいと飛んだり、事実関係をあっという間に伝達できる」一方、説明の列挙ばかりだと、ただの報告文になってしまう。
ブレーキは「読むほうも描かれたイメージを五感に吸収するための時間を必要とします」と言うことで、書くのもの大変だけれど、読むのも大変。
会話は「人物のやりとりを、ハラハラドキドキ、あるいはしみじみと読者である私たちが聞いている状態」を作り出す。と言うことでニュートラル。
・目的別推敲
物語を磨く、文章と段落を磨く、表現を磨く、校正、再度全体を読むの5つの推敲があると。それぞれの観点で推敲の進め方があると言うのが勉強になる。
まずは推敲にたどり着けるよう最後まで書き上げることが大切。
3要素を意識して場面をたくさん作り出して、物語を書いていこうと感じる一冊だった。
読了日:2025年5月19日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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