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国内ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話 “普通”って何? 制服裁判から問う多様性

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 25年7月期フジテレビ系月曜22時枠作品。


 今回は国内ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話を紹介します!


[内容]

#1 制服裁判

 白鳥健治は濱ソラリス高等学校でスクールロイヤーとして働くようになった。濱ソラリス高等学校は男子校と女子校が合併して4月から共学になったばかりの学校。制服は移行期ということで旧制服を着用する生徒もいる。

 白鳥が最初に依頼されたのは不登校になっている生徒会長と副会長をなんとかして欲しいというもの。その原因は制服制度だと議長団議長の北原の意見を聞いて、白鳥は校則について模擬裁判をしようと提案するのだった。


[感想]

 白鳥がスクールロイヤーとして働き始める1話。

・人間なのかな?

 周りの音を極度に気にする白鳥。その様子は単に音に過敏というだけではない何かを感じさせる。星がとても好きな様子で、学校内に天文台を見かけてなんとかそこに行ってみたいと思うほどの星好き。

 その様子がただの星好きと言うよりはどこか遠くにある自分の星を探そうとしているように見える。SF的なストーリーというわけではなさそうだけれど、白鳥の独特の動きが、どこか異星人なのではと予感させた。真相はいかに?


・自由と校則

 白鳥の提案で制服制度に関する模擬裁判が行われる。原告は生徒。議長団の北原が制服制度、高校生らしさという曖昧な定義は不当と言って異議を唱える。その意見に対して理事長は余裕の弁論。自由が本当にいいのか。毎日どんな服を着るのか、着てきた服では貧富の差が出て、格差が生まれる可能性もある。不審者が入ってきても分からなくなる可能性があると言う。

 特にこの不審者が入ってきてもと言う部分はなるほどと納得。

 自由が本当に自由か?団体行動が行われる環境の中で一定のルールがあることで行動に対して基準を設けると言うあたりも確かにと思った。

 当たり前のことだけど、ルールと言うのはある程度はっきりと示されることが大切だと感じた。


・偏見は無くせない

 3年生の生徒指導の先生・山田が生徒会長の男子がスカートを履いたことに対して普通ではないと言う一言で問題視している。さらに副会長の女子生徒がスラックスを履いてきたと言うだけで、そう言う子なのだと決めつけている。

 生徒の中でも、スラックスを履いてきたと言うだけで彼女のことを囁いている。当人は単に履いてみたかったと言う好奇心からだけだったのに、そんな外野の声に疲れちゃったと言う。

 こう言った自分の持つ尺度と異なるものを見た時に受け入れず、拒否反応を示すことはこれからの時代、ますます思慮不足となっていくか?マジョリティの意見が勝って、マイノリティが肩身を狭い思いを強いられる世界が続くのか。

 幼い頃の教育から変えていく必要があるのだろうなと感じる問題だった。


 学校の問題は社会の問題の縮図?と感じる1話だった。


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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