Dancing Shigeko
映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』次元、銃弾に倒れる!
こんにちは、Dancing Shigekoです!
石川五ヱ門の次は次元大介を見てみる。
今回は映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を紹介します!
[基本情報]
監督:小池健
脚本:高橋悠也
原作:モンキー・パンチ
製作:浄園祐
音楽:ジェイムス下地
主題歌:Gray Stockdale『Revolver Fires』
撮影:田沢二郎
編集:笠原義弘
制作会社:テレコム・アニメーションフィルム
配給:トムス・エンタテイメント
上映時間:51分
[登場人物]
ルパン三世:栗田貫一
怪盗ルパンの孫。
今回のルパンはかっこいい。
次元大介:小林清志
コンバットマグナムを使う拳銃の名手。
気がつけばスーツが緑系になっている。
峰不二子:沢城みゆき
ルパンの行先にいつも先回りしてお宝を物色している。
なぜそんな格好で囚われているのか?
ヤエル奥崎:広瀬彰勇
次元を狙う殺し屋。科学技術にも長けていてロボットを開発している。
右目の眼帯がポイント。
[内容]
ルパンと次元はお宝求めてマランダ共和国に潜入した。しかしそこでは次元の命を狙うヤエル奥崎が現れる。早撃ちで次元を圧倒し、危険と感じたルパンは一旦撤収したが、ヤエルはしつこく追いかけてくる。埠頭に追い詰められた二人は貨物の影から飛び出した時に、次元が銃弾に倒れる。ルパンは次元の仇をとるためにヤエルに向かっていくのだった。
[感想]
次元が狙われる作品。
<次元中心に展開する作品>
・五ヱ門が出てこない展開
ルパン、次元、不二子、五ヱ門、銭形がセットでルパンシリーズというイメージがある。しかし、今回は五ヱ門は全く出てこない。エンドクレジットで名前すら出てこない。映画で五ヱ門の出てこない展開もあるのが意外な感じ。
銭形も出てこなかったと思っていたのに、なぜかエンドクレジットには銭形の名前がある。なぜ?と思っていると、エンドクレジットの後に登場。そしてこの場面が、次回の映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ヱ門』の銭形のセリフにつながっているのだと理解。
・次元は本当に死んだのか?
五ヱ門は登場せず、次元の墓石は登場。さらに頭を撃ち抜かれてしまう。そんな衝撃の展開。次元が死ぬはずはないと思って、どんなカラクリがあったのかと、予想しながら見守る。
ヤエルはルパン、次元コンビを甘く見過ぎだったのだろうと思う。次元の後にルパンも狙ったら、後から度肝を抜かれることもなかったろうに。などと思う部分もある。もっともヤエルを応援しているわけではないので、そこでトドメを刺さなかったのがちょうど良い展開なのだと感じる。
それにしても、脳を撃ち抜かれると言うのは、なかなか衝撃だったなぁ。将来、本当にそんな結末を迎えることがあるのだろうか。それはあまり見たくない展開かもしれない。
<格が上なのは…>
・ヤエル奥崎のこだわり
ヤエルの部屋に入ったルパンは同じスーツが何着もあるのを見かける。次元にそのことを言うと「俺はプラダやジバンシーを着るけどな」と言っている。服のブランドがスラスラと出てくるのが面白い。
そのヤエルはステーキを大きく切り分け大きな口を開けて頬張っている。悠々自適というか、不敵というか。敵ながら美味しそうにステーキを平らげている様子が印象に残る。
いざ、射撃の場面になると、カウントしながら発射して的を外さない。精度の高さが光る。それでも、二度めの次元を前にやられていくのだから、ちょっと油断が過ぎたということだろうか。
・全てお見通しのルパン
次元がヤエルの銃弾に倒れる。
不二子がヤエルの雇い主集団に捕まっている。しかもなぜか裸で見せものになっている。その辺りを全部ひっくるめて、ルパンは見通している。その上でわざと相手の罠にハマったように見せる。この全てをお見通しな感じのルパン。格の違いが出てる。ルパンってこんなキャラだったかな?
久しぶり(先週も見ているけれど…)にルパンを見ると新たな発見があるもの。
<地中海のような>
・マランダ共和国
橋を渡ると門があって身分証明書を提示する。行ったことないけれど、バチカンもこんな感じなのかなと、最初に感じた。建物の感じからヨーロッパのどこかを模して作られた架空の国だと思われる街並み。どこなのかなの第一印象がバチカン。
ふと国境が接している国と言うのは、この国のように検問が途中であるものなのだと思うと不思議。身分証明書、パスポートを見せないといけないのだから、通行は大変なのだろうと。香港から中国に行くときのことを思い出す。
ルパンたちの入っていったその国は海に囲まれているのか、地中海のような島国といった感じに見える。それなのに軍人がたくさんいて、ものものしい。軍人が少なければ、もっとリゾートのように見えるだろうに、と思ってしまう場所だった。
鑑賞日:2023年2月19日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!