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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁』協力し合う姿が印象的

更新日:7月30日


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を紹介します!


[基本情報]

 原作:青山剛昌『名探偵コナン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)

 監督:満仲勧

 脚本:大倉崇裕

 音楽:菅野祐悟

 主題歌:BUMP OF CHICKEN『クロノスタシス』(TOY’S FACTORY)

 製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテイメント

 配給:東宝

 上映時間:110分

[登場人物]

江戸川コナン:高山みなみ

 渋谷の爆破を阻止するために奔走する。

毛利蘭:山崎和佳奈

 小五郎の入院に付き添っている。

安室透:古谷徹

 プラーミャによって爆弾を仕掛けられる。


[内容]

 安室は四年前に松田を殺害した爆弾魔を追っていた。その足取りをつかめそうになっていたところ、罠にハマり、逆に爆弾を仕掛けられてしまう。

 安室はコナンに過去の経緯を全て話し、プラーミャと呼ばれる爆弾魔の正体を突き止めるように依頼する。

 そのコナンにも爆弾魔の手が伸びてくるのだった。


[感想](※ややネタバレ。ご注意ください)

 予告の期待に応える納得の展開だった。

 安室とコナンが全面協力して、犯人逮捕に挑む作品。

・仲間の仇が現れる

 安室がずっと追い続けていた爆弾魔がついに姿を見せる。という展開。4年間追いかけ続けている。安室の仲間、松田、諸伏、伊達が協力して爆弾を処理する過去が語られる。荻原の墓参りの後に見つけた爆弾。その時に遭遇したプラーミャ。かなり腕の立つプラーミャ相手に四人がかりで爆破を阻止する。

 それから時が流れて現在。安室が同じ爆弾を首につけられて身動き取れなくなっている。写真を見せられたコナンは、実は過去にその中の一人にあっていたことを思い出す。そんな意外なつながりも見せられる。

 首に爆弾をつけられて身動き取れない安室が、コナンを全面的に信じてプラーミャ探しに協力する。そして追い詰める。仇は自らの手で止める、という展開。

 安室の仲間たちの信じ合っている様子、そして安室とコナン、さらにはプラーミャを狙う団体とも協力し合う様子、こういった信じて協力する様子が、印象的な作品だった。


・アクロバティック少なめ健全な動き

 いつも劇場版ではめちゃくちゃな展開になりがちのコナン。めちゃくちゃというのは、超高層ビルから落ちていくのに、助かってしまうとか、明らかに焼け死んでいるでしょ?って思うような爆風に巻き込まれているのに軽傷で済むなど。

 しかし、今回は目立っためちゃくちゃがなく、結構、一般的なアクション映画に近いレベルに落ち着いていたように感じる。

 唯一、その動きは不自然と思ったのは、コナンが爆弾がある部屋から逃げ出した時の場面。コナンが樋に捕まって下へと向かっているときに爆破が起きてしまう。その樋が壁から剥がれてしまい落ちていく。その時のコナンの動きやややアクロバティック。とは言っても、許容範囲。

 やり過ぎ感が、少なく済んだので、個人的には嬉しい。アニメとは言え、コナンではそんな非現実なアクションを見せ場にしてほしくないという思いが個人的にはあるだけに、このくらいのまとめ方が見やすかった。

・渋谷で爆弾魔と対決

 今回のコナンは、渋谷中心。いろんな建物が登場する。もちろんどれもコナンワールドのみに存在する建物。渋谷という地名のみが一緒。ハチ公像など一部実際にも存在するものが登場してくる。日頃から渋谷に出歩く人たちには、馴染みの場所といった印象だった。道路の作り自体は実際の作りと一緒だったので、渋谷に行く機会があったら、この辺りでサッカーボールが。。などを思い出してみるのも楽しいかもと感じた。


・豹変する真犯人

 爆弾魔のプラーミャを探し回っていく。そしてコナンはそれが誰であるかを突き止める。その事実を本人に対して、問い詰めていくと、ひらりと服装を変えて、一気に悪人顔に変わる。さらに動きも機敏になる。そのギャップがすごい。

 これまでの作品の中でも1,2を争う軽快なフットワークだったのでは、と思う。その動きはなかなか印象的だった。


・命を大切にすることを重視

 これまでもそうだったのかもしれないけれど、今回は特に命を大切にしようとする意識が見え隠れ。プラーミャに復讐しようとしている団体がいる。そのリーダーとコナンが最後、協力する。そして復讐を果たせる絶好のチャンスが訪れる。その時、コナンが立ちはだかるという流れ。この見せ方が、涙誘う。コナンの思いがリーダーの心を動かすまでの数十秒のやりとり。この場面は、心に焼き付くものがあった。


 これからも劇場に足を運んで見ようと思わせる、楽しめる作品だった。


 鑑賞日:2022年4月15日


 皆様の感想も是非お聞かせください!


 それでは、また明日!



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