こんにちは、Dancing Shigekoです!
1週間が長く感じられた。ゆっくり休みたい。
さて、今回は映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を紹介します!
[基本情報]
原題:Ghostbusters : Afterlife
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ジェイソン・ライトマン / ギル・キーナン
製作:アイヴァン・ライトマン
製作会社:コロンビア ピクチャーズ / ゴースト・コープ
配給:ソニー・ピクチャーズ リリーシング
上映時間:124分
[登場人物]
フィービー:マッケナ・グレイス
12歳の少女。キャリーの娘で科学好き。
トレヴァー:フィン・ウルフハード
15歳の少年。キャリーの息子で、バーガーショップで働くラッキーに一目惚れする。17歳と偽ってバイトを始める。
キャリー:キャリー・クーン
フィービーとトレヴァーの母親。科学アレルギーで自己破産。家を追い出される。
グルーバーソン先生:ポール・ラッド
フィービーが通うサマースクールの先生。キャリーに接近する。
ポッドキャスト:ローガン・キム
フィービーのクラスメイトで、ポッドキャスト配信をしている。
ラッキー:セレステ・オコナー
バーガーショップで働く女性。
[内容]
キャリーは家賃が払えず家を追い出される。父の死を機に、オクラホマ州サマーヴィルの父の家に子供たちを連れていく。最初は遺品の整理という名目だったが、家を立ち退くことになったため、サマーヴィルにしばらく住むことになる。
フィービーはサマースクールへ、トレヴァーは途中で見つけたバーガーショップの店員が気になってバイトを始めていた。
彼らは町外れの祖父の家に住んでいることを話すと、町人は口を揃えて変人農家と揶揄されていた。その彼らを待っていたのは家での奇怪な現象だった。。。
[感想]
ゴーストバスターズの30年以上後の時代を描いた作品。
・お化け退治と並行して進む家族ドラマ
元祖ゴーストバスターズに比べるとお化け退治は少なめ。どちらかというと家族ドラマという印象。フィービーの祖父は実はゴーストバスターズの一員イゴン・スペングラーだったと知り、興味を持つフィービー。ネットで当時の映像を見て、他のゴーストバスターズのメンバーに連絡を撮ってみたりする。
フィービーは祖父がゴーストバスターズと知り、関心を示すが、母キャリーはそんなイゴンを自分を見捨てて変人としか考えていない。このキャリーとイゴンの間の誤解が最後には解かれているというのが、本流だったように思う。
ゴーストバスターズ、見終わった後に残るのは賑やかなお化け映画だったという印象のこれまでの展開とは一味違く、熱いものが込み上げてくる内容だった。
・フィービーとポッドキャスト、トレヴァーとラッキー
サマースクール初日にフィービーに話しかけてくるポッドキャスト。ポッドキャストの馴れ馴れしさに驚き。しかしもっと驚きはそのポッドキャストに全く抵抗を覚えることなく会話をしているフィービー。子供ってのは、すぐに親しくなれるものなのかもしれないって思う。
トレヴァーは年齢を偽ってラッキーに接近。ラッキーはバーガーショップでローラースケートでメニューを配膳するバイト。その彼女に一目惚れ。ラッキーに彼氏がいることを知って落胆するトレヴァー。それでも彼女と会話をできることを喜んでいる様子などは青春という印象。
そしてキャリーはグルーバーソン先生と食事に出かけていく。科学の話を生き生きと話しているグルーバーソンに対してやや退屈そうにしているキャリー。科学アレルギーだと聞かされても、引き続き話し続けるグルーバーソンは、本当に科学好きなのだと感じさせる。
この3つの男女関係も地味に面白い。恋愛に発展していくというのではなく、仲間として共に行動をしていくという適度な距離感が良かった。
・オクラホマ州サマーヴィル
宿を追い出されて車を走らせていくキャリー。そしてたどり着いたのは、『フィールド・オブ・ドリームス』のとうもろこし畑を思い出させる広大な土地の廃屋。その建物の雰囲気は逆に『スウィーニー・トッド』に出てきそうはボロ家。そこに住むというのだから、すごいと感じてしまう。
景色で印象に残ったのはサマーヴィルヘ向かう旅路。一本道をひたすら走り続ける。1日でついているとは思えない移動距離。広大な土地をアメリカの映画では大抵車で移動する。そのお決まりの映像が、アメリカらしさを感じさせる。出発点がどこだったのか分からないのでどのくらい移動したのかは分からないものの、その旅路ののどかな景色が良かった。
・一番印象に残ったのは…(※ネタバレ注意)
ゴーザというゴーストの神が復活する。これはゴーストバスターズ2でも登場していたのだったか、復習が必要と感じた。それはさておき、そのゴーザを倒すためにイゴンが残したトラップに誘い込もうとする。そしてビームで攻撃する。一度目の攻撃は跳ね返される。フィービーらがゴーザに攻撃されそうになった時に登場する人たちに、まず最初の感動。こういう見せ方が最近に主流なのかと思う部分もあるけれど、さらに良かったと思ったのは、その後。
フィービーがゴーザに再び立ち向かっていく時、やはりゴーザの方が強くて徐々に押されていく。その時に次なる助っ人の登場。これはなかなかに上手な見せ方だったと思う。
これまでのコメディタッチからストーリー性にも工夫が出ていたと感じる見せ方だった。
・自分ならその時…
お化けを追いかけて町中をビームで破壊していったフィービーとトレヴァー。警察に放り込まれてしまう。キャリーが釈放の手続きに来る。そして二人を咎めている。
自分だったら、自分の子供たちが逮捕されたら、叱る前に無事だったことに安堵するのではなかろうか。その時のキャリーの対応に、イゴンとの関係の溝も見え隠れ。イゴンとの不仲が、キャリーと子供たちとの間にも溝を作る。
そんな風に感じる場面だった。
子供たちが中心でお化け退治に挑んでいく姿が微笑ましくもあり、頼もしくもあった作品だった。
鑑賞日;2022年2月4日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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