こんにちは、Dancing Shigekoです!
明治と言ってもまだまだ武士の気配。
今回はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』第13話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#13 めざせ横綱!虎丸のどすこい奮戦記
薫たちは買い物の帰りに大関の千両山に会う。その一行のところに赤べこから逃げてきた虎丸が鉢合わせになる。部屋から逃げ出した虎丸を見かけた千両山は弟子たちに虎丸の仕置きを命じる。集団でいじめているところを見かけた薫が止めに入ろうとするが弾き飛ばされ、代わりに剣心が止める。
薫は虎丸を稽古すると言って一緒に相撲の稽古に付き合う。再び千両山が邪魔しようとするのだった。
[感想]
薫が関取を稽古する一話。
<どこにでも力関係が存在する>
・虎丸を追い出す千両山
部屋から逃げ出した虎丸を千両山は許していない。偶然、通りで見かけて、またいびろうとする。しかし、その行動の裏には、実は虎丸に対する恐怖がある。自分よりも強くなる可能性を見出していた千両山は、虎丸がそうなる前に部屋から追い出した形。そう見える。
常に自分が上に立っていたいという権力に対する欲求の表れ。弟子が育ってきたらそのことを純粋に喜ぶべきなのだろうけれど、力が全ての角界ではそうもいかないのかもしれない。ましてや千両山はまだ現役。横綱を狙っている立ち位置。そこに優秀な弟子が出てきたら焦るのもわかる。
虎丸の実力を見抜くあたりはさすがだと思ってしまう部分もある。
力がすべての世界ではこうして上が自分の地位を守りたいために、後輩が潰されてしまったということもあるのかもしれない。難しい世界だと感じてしまう。
平等というのは、なかなか現実的には難しいのだろうかな。
<関取が中心人物>
・猫のような着地を見せる虎丸
赤べこから出てきた虎丸。千両山の弟子に痛めつけられているときにカンザシの上に倒れ込んでしまう。しかし虎丸はそこにカンザシがあることに気づいてひらりと踏み潰さないようにかわして倒れ込む。見た目はコテコテの関取なのに、動きはどことなく猫っぽい。
その後、話は虎丸の稽古が中心。前回は弥彦が中心で、今回は虎丸が中心。ここに来て、ネタが尽きたのか?と思ってしまう設定だけれど、そんなに頻繁に大きな問題が起きているわけではない、と言うことなのだろうと思う。
<明治維新ごとは言え>
・上空から映し出される東京
薫たちが買い物から帰っていく様子。その場所を映し出す前に、最初に上空から東京の全体が見える。そこから薫たちのいる場所へと迫っていく。明治維新後10年経った東京。まだ町並みは江戸のよう。瓦屋根の建物が所狭しと立っている。高層建築はこの時代ない。考えてみると明治に入って急速に西洋化が進んだのかと思っていたけれど、10年程度では変わらないものなのかもしれない。
実際にどうだったのかも気になるところ。
お尻をつねられた虎丸が本領発揮するのが印象的な一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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