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映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』RPGが映画になった!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Dungeons & Dragons : Honor Among Thieves

 監督:ジョナサン・ゴールドスタイン

    ジョン・フランシス・デイリー

 脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン

    ジョン・フランシス・デイリー

    ミシェル・ジャロ

 原案:クリス・マッケイ

    ミシェル・ジャロ

 原作:ハズプロ『ダンジョンズ&ドラゴンズ』

 製作:ジェレミー・ラッチャム

    ブライアン・ゴールドナー

    ニック・メイヤー

 音楽:ローン・バルフ

 撮影:バリー・ピーターソン

 編集:ダン・レベンタル

 制作会社:ハズブロ・スタジオ

 製作会社:パラマウント・ピクチャーズ

      エンターテイメント・ワン

      ウィザーズ・オブ・ザ・コースト

 配給:パラマウント・ピクチャーズ

 上映時間:134分


[登場人物]

エドガン・ダーヴィス:クリス・パイン

 ハーパーの一員だったが妻を亡くしたことから、ハーパーを捨て、盗賊になる。

 おちゃらけた感じに見えるけれど、結構真剣なところが面白い。

ホルガ・キルゴア:ミシェル・ロドリゲス

 女戦士。エドガンが妻を亡くして落ち込んでいた時に知り合い、以後、エドガンの娘のキーラの相手をするようになる。

 こう言った役回りが実によく似合う。

ゼンク・イェンダー:レゲ=ジャン・ペイジ

 聖騎士。

 どこか嘘っぽくて、それでいて本当に真摯なところがかっこよかった。

サイモン・アウマー:ジャスティス・スミス

 魔法使い。

 未熟さが半端ないのに、やる時はやる強さがいい。

ドリック:ソフィア・リリス

 ドルイド。いろんな動物の姿に化けることができる。

 無表情な感じが、このキャラの個性を表しているように感じた。

フォージ・フィッツウィリアム:ヒュー・グラント

 エドガンを騙した詐欺師。一国の領主になっている。

 すっかりペテン師キャラになってしまった感じがある。

キーラ・ダーヴィス:クロエ・コールマン

 エドガンの娘。

 従兄弟に似ている!?と思ってしまった。

ソフィーナ:デイジー・ヘッド

 赤い魔女。フォージに仕えているが何かを企んでいる気配がある。

 てっきりアリシア・ヴィキャンデルかと思ってしまった。


[内容]

 エドガンは妻を生き返らせるために、ホルガと共に石板を盗みにいった。ところが作戦は失敗。捕まって2年間投獄されてしまう。なんとかしようと脱獄して娘のキーラを探しにいく。

 キーラは仲間だったフォージのもとで暮らしいた。しかしフォージは赤い魔女のソフィーナの力を借りて領主になり、エドガンの娘のキーラに嘘を吹き込みエドガンから遠ざけていた。エドガンはなんとかして娘キーラを取り返そうと、フォージの城に潜入するための仲間を集めて、作戦を考えるのだった。


[感想]

 目的を達成するために、次々とノルマをこなしていく作品。

<ロールプレイングゲームそのもの>

・問題が発生して仲間を集める

 エドガンが2年間投獄されている間、娘のキーラはフォージに嘘を吹き込まれ続けていた。石板はお金のために盗み出そうとしていて失敗したのだと、フォージはキーラに伝えている。実際には、一人だけ人を生き返らせることができるその石板を使ったエドガンは妻を生き返らせるつもりでいたにも関わらず、キーラは信用しない。

 フォージに会いにきて石板を渡してくれ、と言い出したのでやっぱりお金が目的なのだとキーラは確信してしまう展開。フォージのところにいる魔女ソフィーナに追い出されてしまう。

 エドガンは娘を救い出し、石板を奪うためにホルガと仲間を探しにいく。その探し方が明確。石板を保管している部屋が魔法で封じられていると言うので、魔法使いのサイモンを、さらに中に忍び込むためには姿を変えられるドルイドが必要と、ドリックをスカウトに行くと言った流れ。

 無理なく展開していくのが面白い。どれだけの距離を移動しているのか?はやや気になるけれど、途中で馬を盗んで移動していたので、それなりの機動力だったのではないか、と思いながらどんな仲間を見つけるのかを楽しむ。

 いろんな種族が存在している部分は、ダンジョンズ&ドラゴンズ(以後、D&D)の基本。面白い。

・準備のためにモノを探す

 仲間が見つかり、次は作戦を練る。石板を隠している場所には強力な魔法の結界が張られているという。そこを突破するには、魔力を無効にするためにカブトが必要だという話になり、そのカブト探しが始まる。

 死者を生き返らせて5つ質問する展開のところは、コミカル。死者が生き返ったら、気持ち悪いと思うところだけれど、ここの描写はなかなか笑える。相手が死者だからなのか、エドガンがそういうキャラなのか、印象的な部分だった。

 カブトの最終的なありかを知っていそうなゼンクに会いにいく。途中登場のゼンク。この聖人君子っぷりには、このまま仲間になるのかと思ったけれど、そうはならなかったのだから意外。

 カブトのあるという洞窟に辿り着き、ドラゴンが登場していたあたりは、D&Dそのものと感じる。そのドラゴンがあまりにもデブだったのを見ていると、基本的には子供向けに作られているようにも感じる。

 無事カブトを手に入れる一連の流れ、大きな目標に向かって、小さな障害を次々と突破していく。この辺りが実にロールプレイング。


・いざ作戦決行

 そして、いざフォージの城に再び向かっていく。そこには一つ問題があって、カブトを使いこなす必要があるけれど、サイモンがどうしても成功しない。それで、違う方法で潜入しようということになる。そのやり方も、また面白い。

 みんなが個性を活かして、作戦を成功させていくという展開だったのが実にいい。失敗することもあるけれど、その失敗を挽回するチャンスがちゃんとあって。

 目的の石板とキーラを連れ出すことに成功して、万事OKと行かず、最後はラスボスらしきものとの戦いにもなって、見応え十分。

 終わり方は、続編が出来そうな感じだった。


<1番の推しは>

・ホルガだろうか

 ドリックの獣に変身して、作戦成功につなげる情報収集や、人間を信用していない様子も印象的だったけれど、1番印象的だったのはホルガ。

 とにかく強い。相手が数で上回っていても動じることなく戦いを挑んでいく。巴投げ、背負い投げ、投げ技も優れていれば、格闘技も、剣術も優れている。かなり無敵に近い感じの戦いっぷり。そのホルガが・・・

 と言う見せ方もまたよかった。他のキャラも存在感は十分だったけれど、ホルガの戦いっぷりが実によかった。

・印象に残ったといえば

 ソフィーナのビジュアルも印象的。丸坊主を隠すように頭巾をしている。てっきり『トゥームレイダー/ファースト・ミッション』や『コードネームU.N.C.L.E』に登場していたアリシア・ヴィキャンデルかと思っていた分、その存在感が気になってしまった。

 それとどことなく、『アリス・イン・ワンダーランド』の赤い魔女にも印象が似ていたのは、青色のローブが悪いことをしようとする時は、真っ赤なローブに変わっていたからだろうか。

 彼女の存在感は不気味だった。ただ、とことん悪という感じではなかったのが、見やすい存在感。


<世界観は・・>

・ファンタジーそのもの

 世界観は『ロード・オブ・ザ・リング』の大草原という印象。雪山などの場面は『ライラと黄金の羅針盤』という印象もあり、フォージの城下町は、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を連想させる。

 カブトを探しに行った洞窟の中は、『インディ・ジョーンズ』のようなトラップ感、やはりここも『ロード・オブ・ザ・リング』のようにも感じられる。あるいは『ファンタスティック・ビースト』で訪れた場所。脳みそが好物という生き物が出てきたあたりは、そんな印象があった。思い出すとあの場面もまたコミカル。

 ファンタジーな世界だったので、あまり現実社会を連想はしなかったものの、この作品もニュージーランドで撮影したのだろうか、などと思わせる大自然が広がっていた印象が残った。

 

 RPGを映像で楽しめる作品だった。


 鑑賞日:2023年4月6日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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