こんにちは、Dancing Shigekoです!
タイトルに惹かれて鑑賞。
今回は映画『アデル/ファラオと復活の秘薬』を紹介します!
[基本情報]
原題:Les aventures extraordinaries d’Adele Blanc-Sec
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
原作:ジャック・タルディ
製作:リュック・ベッソン
音楽:エリック・セラ
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:ジュリアン・レー
製作会社:ヨーロッパ・コープ
Aproulai
TF1 Films Production
配給:ヨーロッパ・コープ
上映時間:107分
[登場人物]
アデル・ブラン=セック:ルイーズ・ブルゴワン
小説家。妹を助けるためにファラオの侍医を探している。
気が強そう。
カポニ警部:ジル・ルルーシュ
警察。プテロダクティルスを捜索するように指示されている。
冴えない警官という感じが、いかにもフランスらしい(と言ったら失礼かも)
エスペランデュー教授:ジャッキー・ネルセシアン
アデルが頼りにしている教授。
なぜ不思議な魔法を使えるのか、疑問。
アンドレイ・ズボロフスキー:ニコラ・ジロー
アデルのファン。手紙を毎日書いている。
ただのマニアかと思ったら、研究に関してはしっかりしているギャップが興味深い。
アガット・ブラン=セック:ロール・ド・クレルモン
アデルの双子の妹。テニスの時に髪飾りが頭に刺さり、意識不明になっている。
あまりにも痛々しい場面と鬼の形相に目を背けたくなってしまう存在。
[内容]
アデルは妹のアガットを治すためにファラオに仕えていた医者のミイラを探しにカイロに行った。その医者をエスペランデュー教授に頼んで蘇生させ、アガットを治療してもらおうと思っていた。
エスペランデュー教授は、蘇生術を使って、ジュラ紀の恐竜プテロダクティルスを孵化させていた。プテロダクティルスがパリの街を飛び回り、元判事が事故死する。その責任を取らせようと警察はエスペランデュー教授を死刑にすることを決めていた。
アデルはエスペランデューを救い出し、カイロから持って帰ってきたミイラを蘇生しようとするのだった。
[感想]
アデルが妹のためにミイラを蘇らせようとする作品。
<二本立てのストーリー> ・プテロダクティルスを捕獲しようとする警察
自然史博物館のたまごが孵化する。そこから翼竜プテロダクティスが飛び出していく。
映画前半でこの描写。
エスペランデュー教授が椅子に座っていて、椅子の前の物体が宙に浮いている。しかも意識がそのプテロダクティスと連動しているような描写。もしかしてオカルト?という感じもあったけれど、その後は、比較的穏やか。
プテロダクティスが元判事の乗っている車に衝突して、その車はセーヌ川に落下。三人の乗客が死亡したために、恐竜探しが警察に命じられる。警察と一緒に、見た目が怪しいハンターが探すという流れ。
この恐竜と関係を持っているとして、エスペランデュー教授は逮捕され、死刑を宣告されるという流れ。この辺りに特別な緊迫感があるわけではないのだけれど、死刑の場面はギロチン。その場面は、気持ち悪さがあった。
・妹を回復させるために冒険
メインはアデルが妹を治そうとするストーリー。
エジプト、カイロに行って、ミイラの発掘から始まる。
と言っても、映画『インディ・ジョーンズ』のような冒険というわけではなく、無難にミイラの場所に辿り着く。財宝を横取りしようとする他の探索隊の妨害があったものの、ミイラの入った棺と一緒に脱出する。ちょっとグーニーズみたい?
その後の展開が、ミイラを復活させようとする。
ここでポイントになってくるのが、エスペランデュー教授。彼がミイラを復活させる方法を知っているということで、プテログティルスにアデルが乗って、助けに行くという。
ミイラが生き返って紳士的な話し方をしているとか、ファラオが復活して、彼の医者がアガットを治すとか、その辺りが見どころなのだろうけれど、淡々と進んでいくという感じ。
<フランス人のスタイル?>
・いつも帽子をかぶっているアデル
ストーリーよりも全体を通して印象に残ったのは、アデルがいつも大きな帽子をかぶっていたこと。その帽子がどんなことがあっても、脱ぎ捨てられることがなかったように思う。
この時代の女性は、帽子が標準的だったのだろうか、と思うほど、常にかぶっている。
そしてその帽子が実によく似合う。淑女と言った感じがあった。
<ラクダから車>
・昼間のカイロ
その帽子をかぶってカイロの洞窟に入り込んでミイラ探ししているのだから、場所違いという印象が残る。
外の炎天下では帽子が日除けになっていてちょうど良さそう。しかし、その帽子とラクダというのもバランスが変な感じがした。
とにかく暑そうだった。そんな場所にいても、パリの街中を歩くような服装のアデル。お嬢様という感じも残った。
・1911年のパリ
エジプトからパリに戻るアデル。
ルーブル博物館が登場しているのだけれど、自分の知っているルーブル美術館は映画『ダ・ヴィンチ・コード』に出てくる三角形の特徴的なオブジェクトがある建物。そのイメージに比べたら、この時代のルーブルはおとなしい外観。
そして町並みは、全体的に広々としている、そんな印象が残る町並みだった。
全体を通じて、アデルの帽子が一番印象に残り、謎が残ったのは最後の場面。
アデルがエジプトでお宝を取るのを妨害したとして恨みを持っている人物が、最後に再び現れる。アデルは妹が元気になって、再び世界に小説のネタを求めて出かけようとしている。その乗り込んだ船がタイタニック。ということは。。恨みを持った人物がタイタニックを沈めた、という世界観なのだろうか?謎が残った。
鑑賞日:2023年5月21日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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