こんにちは、Dancing Shigekoです!
短めな作品。
今回は映画『ハッピー・フライト』を紹介します!
[基本情報]
原題:View from the Top
監督:ブルーノ・バレット
脚本:エリック・ウォルド
製作:ブラッド・グレイ
マシュー・ベアー
ボビー・コーエン
製作総指揮:エイミー・スロトニック
ロビー・ブレナー
アラン・C・ブロンクイスト
音楽:セオドア・シャビロ
撮影:アフォンソ・ピアト
編集:クリストファー・グリーンバリー
レイ・ハブリー
配給:ミラマックス
上映時間:87分
[登場人物]
ドナ・ジェンセン:グウィネス・パルトロー
ネヴァダ州の片田舎から脱出したいと願う女性。本作品の主人公。
クリスティーン・モンゴメリー:クリスティナ・アップルゲイト
ドナの親友。一緒にロイヤリティフライトのスチュアーデスを目指す。
テッド・ステュワート:マーク・ラファロ
ドナと恋仲になる男性。ドナと出会い、諦めかけていた弁護士の道を再び目指す。
サリー・ウェストン:キャンディス・バーゲン
伝説のスチュワーデス。ドナがスチュワーデスを目指すきっかけを与える。
[内容]
ドナはネヴァダ州の田舎町から脱出することを夢見ていた。しかし大人になった後もまだネヴァダに変わらず住んでいた。そんなある時、テレビで見かけたサリーのインタビュー。田舎から世界に飛び立ったという彼女の話を聞いて、ドナもスチュワーデスを目指す。
そしてローカルのシエナ航空に就職。さらに世界に羽ばたくロイヤリティ航空へとステップアップを目指して、応募していくのだった。
[感想]
キャビンアテンダントでステップアップしていく女性の物語。
・田舎から飛び出すことを夢見る
キャンプトレーラー暮らしだったドナは親が何度も再婚を繰り返す環境で育つ。早くその環境から脱出したいと幼い頃から願っていたけれど、大人になっても変わらず。そして偶然見ていたテレビでスチュワーデス(この作品ではまだこの表現)になってファーストクラスでパリへ行こう、というサリー・ウェストンの言葉に魅せられて、スチュワーデスを目指す。
すぐに行動したあたりはかなり気持ちがこもっている。さらにローカルの航空会社に就職して満足するのではなく、世界に羽ばたく航空会社へと、ステップアップしていくのだから、行動力はかなりのもの。
夢見るだけではなく、それを実現するために行動したこと、ここが運命の分かれ道なのだと思う。憧れるだけではなく、すぐに求人情報を調べて、ローカルの小さな航空会社でも経験を積み、チャンスでは勉強に励んで優秀な成績を残した。
努力、決断、行動力が夢への一歩なのだと感じる内容。
・得られた先の世界
そして上り詰めていったファーストクラス、パリへの国際線のスチュワーデス生活。しかし、それは彼女が期待していたものと何かが違う。あっちこっちに飛んでいっては、ニューヨークの部屋に帰ってきてばたんと倒れ込んで寝るだけの生活。
誰も待たない部屋に帰っていくことの虚しさを感じずにはいられないでいる。
近距離線に配属になったときに偶然再会したテッドとの生活を懐かしんでいる。彼と一緒にいられることが幸せだったと気づく、という展開。
キャビンアテンダントにとって、幸せとは何かを考えさせられる。実際のところはどうなのだろうか。
・自分の道を切り開くために
最終的にはテッドと一緒にいられることが幸せ、という結論に落ち着いたドナ。しかし、そこまでの道のりはとにかく突き進むためにやることをする姿勢。勉強を必死にして、憧れのサリー・ウィンストンに会って、いろんな経験談を聞かせてもらって、さらに勉強。目指すものに近づくために、毎日、自分がファーストクラス・パリ・国際線にイメージを持ちなさいという後押しを受ける。なりたい自分のイメージを持つことの大切さを感じる。
さらに、自分の試験結果が悪かったはずがないと、試験官に食い下がる。自分の結果が悪かったはずがないと自信に満ちていて、おかしいと思ったことにきちんと反論する姿勢を持っている。
こう言った姿勢があったから、異例の再試験にチャレンジできたのだと思う。そして文句なしの成績で国際線の切符を手に入れるというのだから、サクセスストーリー。
やることをやった時には、きちんと成果をアピールする、ということも大切だと学びになる流れだった。
CAを目指すなら見えておきたいと思う作品だった。
鑑賞日:2024年3月27日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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