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独り言:ミラノで経験した失敗談

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 稲見萌寧選手が史上二番目の若さで賞金女王に輝いた。最近の女子ゴルフは若い選手が活躍している。見応えある時代がやってきた。


 話変わって昔話。最近ではすっかり海外へ行く機会がなくなってしまったものの、数年前は海外出張も適度にしていた。


 一時期イタリア出張によく行っていた時がある。その中で今となっては(当時も)笑い話がある。


 出張の用事を済ませて、帰国する日のこと。午前中時間があったので、ミラノ市街を散策していた。この頃の出張はいつも一人だったので、午前中、ぶらりとミラノ市街を歩いて回る。大聖堂を起点に適当に歩いてみていた。


 すると、一人黒人男性が話しかけてくる。(海外で話しかけてくる人は本来警戒するべきなのだが)


 ついこちらも挨拶をしてしまう。

※以下、英語のやりとり

 「日本人?」「はい、そうです」

 「私はセネガル出身です」「セネガルですか、今度W杯で対戦しますね」

 と余計な相槌をしてします。

 「はい、そうです。私、日本人好きです」「そうですか」

 そろそろ雲行きが怪しくなり始める。

 「日本人、みんな優しい」「それは、ありがとう」

 「あなた、私の友達」「それは、ありがとう」

 そろそろ終わりにしたいところ、なぜか手を掴まれる。これはまずいと思ったものの、そのセネガル人はおもむろに手首にミサンガをつける。

 「あなたの健康のためにおまじない」

 と言っている。あちゃー、やられた。しかし、適当に断るタイミングを完全に逃してしまう。

 「あなた子どもは何人?」「二人」

 「そうですか、では」

 と言って、さらに追加で二つミサンガをつけられる。

 「子どもの健康のためのおまじない」

 いや、おかしいでしょ?三つも一つの手首にミサンガだなんて。と思っていると

 セネガル人が

 「それでは、100ユーロでいい」

 と言い出す。

 「はぁ?友達ならタダでしょ?」

 ちょっと切れ気味に反応する。しかし、目だけがくっきり白く大きく見えるセネガル人を間近に身の危険を感じるのも事実。あまり言い過ぎないように抑えつつ交渉。

 「いいえ、これ健康のために大切」「はぁ、いくらなんでも100ユーロは高いでしょ?」

 と仕方ないので値切り交渉を始める。

 「100ユーロ」「いや、10ユーロ」

 「100ユーロする」「いや、どうみても10ユーロでしょ?」

 「お前、いくら持っている?」「持っていないよ、10ユーロしか」

 「10ユーロはダメだ、50ユーロだ」「そうですか、じゃあ中間取って30ユーロ。これ以上ないよ」

 と言って、30ユーロで手を打つ。


 痛い勉強代を払わされた。


 外国では、日本人はいいかも。気をつけないといけない、と久しぶりに思った。

 大連初日でも同じようにやられたことを思い出す。


 そんな失敗談があったのを思い出した。


 皆様は海外でトラブルに巻き込まれていないですか?


 それでは、また明日!


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