漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第6巻 過去と向き合う!
- Dancing Shigeko
- 2024年10月7日
- 読了時間: 3分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
シティ・ハンターに新たな依頼が・・・
今回は漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第6巻を紹介します!
[内容]
香瑩は新聞記事を見て、茅野夢に会いに行こうとする。彼女の父を殺したのは香瑩。その罪の気持ちから自然と足が向いてしまっていた。彼女の屋敷近くに着いた時に、出かけようとしていた夢と遭遇。一緒に新宿に行くことになる。彼女は掲示板にXYZを書き込むのだった。
[感想]
香瑩が過去と向き合う一冊。
・心臓の記憶
香が兄貴のために看護師になる。そこで獠と知り合う。その辺りの過去が描かれる。シティ・ハンターでは描かれていなかった過去。シティ・ハンターが最初は槇村一人だったことも描かれ、獠は彼を殺すように命じられていた。その依頼を反故にしたたために、獠も組織から狙われるようになった、といったことが描かれている。
獠と香と槇村と。最初は信用していなかった関係が見て取れる。
特に獠が寝ているときに誰かの攻撃を警戒している。腕が勝手に反応している。香が近づいてきた時にメスで斬りかかろうとしている。それを香の温かさで封じると言った流れ。寝ている時に気を張っている様子は、映画『レオン』を思い出させる。
知られざる過去が少しずつ描かれるのは興味深い。他にどんな過去があったのだろうか。
・過去と向き合う
新聞記事で茅野夢について知る。彼女の父を殺した記憶が蘇る。香瑩は夢がどうしているのかを知りたいと思ったのか。知って謝ろうと思ったのか。自然と足が夢の家の方に向いている。家の前で彼女と鉢合わせになる。
「私があなたの父を殺しました」などと言えるわけもなく、何も言えずにただ夢を見つめることしかできない香瑩。それでも自分の殺した男の子供に会うだけの勇気があるのは、すごい。そこから多くを感じて、香瑩なりに変化をもたらせたらそれでいいのではなかろうか。
この先、他にも同じような境遇の人たちが登場するのか。その度に香瑩は心をモヤモヤとさせることになるのか。今後の動向も気になる。
・夢は立ち直れるのか
父マッド・ドッグの相棒だったドッグ・ウォーカーから父の真実を教えられた夢。香瑩が父を殺したと知り、さらに父が自分の本当の両親を殺した人だと知り、彼女はどうするのか。立ち直れるのだろうか。
香瑩といい感じになっていた人間関係、それも一瞬にして崩壊してしまうのか。彼女との関係が元通りになることがあるのか。そこには獠の働きかけ、香の心臓が変化をもたらすきっかけを与えるのかもしれない。次巻で要確認!
夢が香瑩のことを許してくれることを願いたい一冊だった。
読了日:2024年10月2日
前巻感想→こちら
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それでは、また次回!
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