漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第3巻 過去からの亡霊か??
- Dancing Shigeko
- 2023年12月18日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年12月19日

こんにちは、Dancing Shigekoです!
新宿での青龍との戦いはどうなるのか。
今回は漫画『Angel Heart エンジェル・ハート』第3巻を紹介します!
[内容]
獠は、冴子、ファルコンらの協力を得て、青龍隊の攻撃に反撃。グラスハートも戦いに加わろうとしていると自分が殺したと思っていた劉と再会する。劉が青龍隊を倒すために戻って行ったのを知ってグラスハートは劉を助け出そうとする。
獠はひと足先に劉を救出。新宿で繰り広げられていた青龍隊との銃撃戦は、李大人の玄武隊によって鎮圧され、新宿に平穏が訪れる。
そしてグラスハートは獠に父の気配を感じ、生活を共にすることを考えていた。
[感想]
新宿での銃撃戦の中、グラスハートが過去を思い出す一冊。
・まさかの再会
青龍隊の本格的な攻撃が始まる。獠は新宿に潜む元傭兵関連の仲間たちと青龍隊を迎え撃っている。激しい銃撃にも動じない獠たち。その戦いの中、裏から忍び寄る影。その気配に気づいたグラスハートが、迎撃。すると、その相手はグラスハートが訓練生だった時に、共に訓練を受けていた36番だった。最終訓練で殺したはずの36番が目の前にいてグラスハートは動揺を隠せない。
そして失われていた過去の記憶が蘇っていく。死んだと思っていた人が生きていると言う設定は、若干邪道だと思うけれど、グラスハートにとってずっと心の傷になっていたことが、解消されるのであれば、こう言う世界観もありかなと思う。
この再会は何を意味するのか?
・若い世代へと
と思っていると劉信宏はグラスハートを守るためなら自らの命を犠牲にしてもいいと言って、自ら爆弾を持って青龍隊の方へと戻っていく。そして自爆。しかし、そこは獠がタイミングよく救い出して、劉は生き残る。
グラスハートは何か胸騒ぎがして、劉を助け出そうと考えて、その爆破の方に向かおうとするが、獠が劉を連れて戻ってくる。意識を失っている劉を見て、彼を青龍隊から解放しようと考えだしてグラスハートが動き出す、と言った感じで、中心人物がグラスハートと劉信宏になっていくのを感じる。
この二人が中心となって、獠とかはサブ的な存在になっていくのだろうか。それは少し寂しい気もする。とはいえ、年齢を考えたら、獠はとっくに引退していてもおかしくない年齢だろうし、世代交代が必要なのかもしれないと思う。
・次なる展開
青龍隊との戦いがひと段落して、グラスハートは獠を父親のような存在と伝える。獠は自分で良ければ、父親をすると言った流れになっている。ここに劉信宏も加わるのだろうと思うのだけれど、まったくこの後の展開が想像できない。
獠と一緒にいる限り、グラスハートは裏の世界でしか生きていけないだろう。獠と一緒にシティハンターとして活動をしていくのか。困った人たちを助ける仕事をするようになるのだろうか。
次なる展開がどうなるのか、想像が膨らむ一冊だった。
読了日:2023年11月23日
前巻感想→こちら
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それでは、また次回!
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