漫画『小学生からはじめる論理的思考力』始めさせてみよう、論理的思考
- Dancing Shigeko
- 2023年9月28日
- 読了時間: 2分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は漫画『小学生からはじめる論理的思考力』を紹介します!
[基本情報]
著者:苅野進
発行者:張士洛
発行所:日本能率協会マネジメントセンター
出版年:2019年
ページ数:247ページ
[登場人物]
大原結菜
本作品の主人公。小学4年生。明るい性格。
前園凛
転校生で内気な性格。結菜が仲良くなる。
美鈴
プログラミング教室の先生。論理的思考について子供たちに教える。
[内容]
大原結菜は転校生の前園凛と友達になる。災いがやがて降ってくると信じている凛にまずは友達を増やさせようと同じプログラミング教室に入らせる。そして、次々と直面する問題に対して、プログラミング教室の美鈴先生に助言を仰ぐ。美鈴先生は論理的思考を教えていき、子供たちは問題を解決していくのだった。
[感想]
小学生に論理的思考を教える一冊。
・反論や疑問を用意
一番印象的だったのはなんと言っても、プレゼンする前に反論や疑問を想定しておこうというエピソード。飼育係が巣箱をかわいいものに変えようとみんなの前で提案するものの、そうすることがいいという説明がわからないと反論されている。
そんな状況を改善するために、美鈴先生に相談すると、自分の説明を聞いたら、相手がどんなことを言ってくるのかを想像してみるのが大切だと。どんな反論をしてくるのか、どんな疑問を持たれるのかを考えておくことが大切と。
この考え方は社会人でも間違いなく使う力。この説明をしたら、どんな反応があるかな、と考えるのはいつでも大切。その行動が大事なのだとこの一冊からも学びになった。
・PDCAを回す
相手が小学生でもPDCAは重要というのがこの一冊の締めくくり。この部分だけでも子供自身に読んでもらいたいと思う。ここ以外にも論理的に考えるために仮説思考が紹介されていたり、いろんな社会人として持っておいた方がいい考え方が紹介されている。結構、馬鹿にできない内容という印象だった。
・分解と分類
大きな課題を幾つにも分解してみて、それを分類化する。そしてどこから解決できるか、と言ったことを紹介している章がある。サッカーが上達しないのがなぜなのか、という原因を考えていくときに出てきた話。
いくつも分解してみるというのは、結構効果的な部分だと感じた。
小学生に読ませたいと思う一冊。
読了日:2023年9月28日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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