
こんにちは、Dancing Shigekoです!
引き続き、マンガシリーズ。
今回は漫画『マンガでわかる チーズはどこへ消えた?』を紹介します!
[基本情報]
著者:スペンサー・ジョンソン
シナリオ:星井博文
マンガ:松浦まどか(現代パート)
多田あゆ実(物語パート)
出版社:扶桑社
出版年:2020年
ページ数:104ページ
[登場人物]
石野タカシ
大手商社の花形部門でバリバリ働いている。同期の中では出世頭とチヤホヤされている。
内木ナミ
タカシと幼馴染み。新しいプロジェクトのリーダーをやらないかと打診されていて悩んでいる。
前田ススム
タカシとナミの幼馴染み。大手ゼネコンで働いていたが『チーズはどこへ消えた?』を読んで会社を辞める。
[内容]
タカシ、ナミ、ススムは同窓会で再会していた。近況を話し合う三人。ススムは二人に『チーズはどこへ消えた?』を紹介して、会社を辞めた理由を説明するのだった。
[感想]
『チーズはどこへ消えた?』から人生を見直す三人の若者を描く一冊。
・それぞれに強みがある
二人の小人と二匹のネズミ。それぞれが個性を持っている。常に観察するネズミとすぐに行動に移すネズミ。一方、安定を求め、何かあったら他人のせいにする小人と、変化に恐れている小人。その中で変化に恐れている小人は今のままではダメなんだと気づいて、行動に移す。恐れを感じながらも、先に進んでいくことでチーズを見つけるという世界。
いろんな個性の人たちが、同じ場所にいる。それは世界の縮図のようで、それぞれに強みがあるものなのだと感じさせられる。
・人生は迷路
興味深かったのはチーズを探すために巨大迷路の中に入っていく。その小説を読んだ、ススムはチーズの迷路を人生と置き換えて話をしている。人生も迷路のようなもので、その中でチーズが無くなったからといって、その場に座っていても状況は変わらないのだと。
人生が迷路という表現が興味深かった。確かにどこに辿り着くのか分からない、迷路なのかもしれない。迷いながらも先に進んでいく。それが人生なのだと思うと共感。
物事、いろんな見方があるものだと思った。
・モヤモヤを感じるなら行動
『チーズはどこへ消えた?』の話を聞いてススムが自分はヘムだったのだと気付いたと言う。変化に恐れ、安定を求めていただけなのだと。ナミもまたプロジェクトリーダーを打診されるが決められずにいたところにヘムの姿が重なり、変わるためには恐れず動くしかないとリーダーを引き受ける。
そしてタカシも職場で何か違うと感じ始めていたけれど、安定を求めてしまっていたと。
モヤモヤを感じていた三人が、変化を恐れず新たな行動に出る、と言った結末で終わる。日常生活の中でこういったモヤモヤ、漠然とした何か違う感があるもの。それに対して、そう感じたのならば先ずは行動すべし、と言っているのだと感じる一冊。
自分の生活を振り返った時になるべく次なる行動を起こすことを心がけているけど、まだ足りていないのかもと考えさせられた。
先ずは行動、と刺激になる一冊。
読了日:2023年10月12日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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