こんにちは、Dancing Shigekoです!
以前、書籍『嫌われる勇気』は読んだことがあるアドラー心理学。マンガでどんな風に描かれるか。
今回は漫画『マンガでやさしくわかる アドラー心理学 人間関係編』を紹介します!
[基本情報]
著者:岩井俊憲
発行者:長谷川隆
発行所:日本能率協会マネジメントセンター
出版年:2015年
ページ数:237ページ
[登場人物]
小笠原つぐみ
IT企業勤め。嫌われる事をひどく恐れている。
大空ヒナコ
つぐみの隣の家を訪れてきていた女性。中に入れない様子を見たつぐみが泊めてあげる。
[内容]
つぐみは同僚からのお願いは、それが自分の仕事ではないと思っていても引き受けてしまっていた。上司からはこき使われてストレスを感じている。さらに恋人とはいつも最後の一線まで行けずに悶々としていた。
そんなある時、ヒナコと出会う。彼女はつぐみにいい人をやめた方がいいと助言するのだった。
[感想]
アドラー心理学を漫画で描く一冊。
・改めての発見
相手を変えるのは難しいと以前読んだ時に学んだ。だから、変えるのなら相手ではなく、自分と言う。ここまではこれまでにも学んでいたけれど、興味深かったのは、変えやすい順番として、自分→関係→環境→相手と4段階に離れている事。その間のものもなるほどって感じ。
とはいえ結局のところ、変えるべきは自分というのは変わらないのかな。
・毒親に耳が痛くなる
ヒナコは母親を恨んでいて飛び出してきたのだと言う。毒親なのだと言う。自分もその毒親なのだろうなと思うと、どちらかというと毒親の自分が変わるにはどうするのが良いのか、に興味があった。この作品では母親ではなく娘の方の立場から毒親とどう向き合うかが気になった。
そのヒントは勇気くじきだろうか。
・勇気づけと勇気くじき
自分のことを奮い立たせる。そのために毎朝でもいつでも自分に声がけする。今日こそいい人を辞めようとか、今日こそ大きい声で挨拶など。それに対して、頑張る人たちのやる気、勇気を削ぎ落とす発言がある。それこそが自分の変えられる部分ではなかろうか。具体的な内容で言ったら、相手のダメなところをつく、減点主義。この辺りが身に覚えあり。子供に対して、高い目標を持ちすぎるのも難しいと言うのを理解して行かないと。
子供の行動を変えようとするのではなく、自分の行動を変えよう。そう思う。
自分の行動で変えられそうな場所を見つけるきっかけになる一冊だった。
読了日:2023年10月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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