こんにちは、Dancing Shigekoです!
トムとエリザベスの関係が描かれるのか?
今回は海外ドラマ『THE BLACKLIST/ブラックリスト』第15話を紹介します!
[内容]
#15 判事
レディントンはジョリーン・パーカーと名乗る女性がこれまでに何をしていたのかを調べさせていた。
エリザベスにはハリスバーグ郊外で見つかった12年間失踪していた連邦検事補のマーク・ヘイスティングスに関して、判事の存在を仄めかしていた。情報を得たエリザベスは過去に冤罪の事件に関わったと思われる検事、刑事の名を挙げて、捜査を進めることになった。すると近々、リフキンが冤罪の可能性で死刑になることが分かる。その事件に関わっていたのはクーパー本部長とトーマス・コノリー連邦検事補。二人が判事に狙われるかもしれないと、エリザベスは情報を探していく。
その頃、フロリダ州オーランドではトムが不倫をしようとしているのだった。
[感想]
エリザベスが事件を追う裏で何か大きな力が動き始めているのを感じる一話。
・冤罪を見逃さない
冤罪で12年間の刑に服していた囚人がいる。その囚人の判決に関与していた連邦検事補も12年間失踪していた解放されてくる。判事と呼ばれる闇の人物が、冤罪で刑に服した囚人の代わりに、誤った判決に関与した人々に同じ刑を与えているという。
冤罪が覆らないのであれば、同じ苦しみを与えてやろうという考え方。やり方は間違っているような気がするけれど、やりたいことは分かるような気がする。世の中の法の落とし穴というか、一度出した判決を覆すことを許さない社会風土というのか、それに対する課題提起。
これまで出てきたブラックリスト人物たちとは思想が違うと感じる存在。純粋な犯罪者ではなく、結果的に犯罪者という感じ。冤罪と言い切れるかどうかは分からないけれど、明らかに冤罪の人が誤って刑に服すようなことがあった時になんとかできる仕組みがあったらいいのにと思う。
実際にどのくらいの割合で存在するのか、は分からないけれど、0ではないのだろうと思うとなんとかできたらいいのにと思うきっかけになった。
・権力を使う人たち
クーパーと連邦検事補も捜査の一環でリフキンを有罪にするために、証拠不十分なところをなんとかするために、暴力で自白させる。その自白を使って、有罪とする。と言った過去を持っている。
しかし暴力で自白させた事実は、当然、捜査の履歴に残っていない。こういった情報を聞くと、権力のあるものは自分たちのしていることを正当化するために、なんでもするのだなと感じてしまう。隠蔽もするし、脅迫もする。誰のための正義なのか。
もちろん全員ではないだろうと思うし、このようなことをする人は少数派だろうと思う。それでも存在しているというのは事実だと思うし、そういう人たちは、いったい何がきっかけで道を外してしまうのか、と不思議。
やはり権力というものが人をおかしくしていくのだろうか。恐ろしい世界。関わりを持たないで済む生活でいたいものである。
・思い出される怪しい匂い
トムがオーランドでジョリーンと会っている。彼女の誘惑に部屋に行くが、関係を持つことは断っている。なぜなら妻を愛しているから、と断る。しかし、ジョリーンは間違った回答だと言う。そしてトムが誰の差金でやってきたんだと、質問を投げかけている。
レディントンがジョリーンのことを調べ、彼女がレディントンのことを調べていると知って、泳がせておけばいいと言った場面があった後に、トムとジョリーンの会話。この意味することは何か。
そして思い出される。トムがスパイなのではないか、という疑惑。最初の頃、トムがベルリンにいたかもしれないと言うのをエリザベスが調べていた。その頃の情報がまだ残っていたという流れ。だいぶ忘れていた頃にその影が再び戻ってくるのだから、巧みな流れだと思った。
レディントンの狙い、トムの狙いが少しずつ形を見せ始めたと感じる一話だった。
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それでは、また次回!
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