海外ドラマ『絶叫パンクス レディパーツ!』パンクバンドで何が悪い!
- Dancing Shigeko
- 2022年10月17日
- 読了時間: 4分
こんにちは、Dancing Shigekoです!
ドラマを一つ見終わるというのは、地味に嬉しい。
今回は海外ドラマ『絶叫パンクス レディパーツ!』を紹介します!
[基本情報]
監督・脚本:ニダ・マンズール
製作総指揮:ティム・ビーヴァン&エリック・フェルナー
[登場人物]
アミーナ:アンジャナ・ワサン
微生物学を専攻する学生。彼氏が欲しくてギラギラしていたところ、ひょんなことからサイラに認められバンドに入る。
最初の頃の暴走系から、だいぶ後半は芯を持ったキャラになって行ったように感じる。
サイラ:サラ・カミーラ・インビー
パンクバンド「レディ・パーツ」のリーダー。普段は肉屋で働いている。
頑固なのに繊細、という感じ。不思議なキャラ。
アイーシャ:ジュリエット・モタメド
ドラム担当。アミーナに弟のアッサンを紹介。
強気キャラが、後半はおとなしめに見えた。
ビズマ:フェイス・オモーレ
ベース担当。至って健全な生活を送っている。
健全な生活を送っているからか、存在感としては薄め。
モンタズ:ルーシー・ショートハウス
バンドのマネージャー。常に人気を上げるためのことを考えている。
生粋のイスラム教女性という感じなのにパンク付きというギャップが奇妙。
アッサン:ザキ・イスマイル
アイーシャの弟。アミーナが一目惚れして、デートに付き合う。最初は義理だったが、ちょっとずつアミーナが気になり始める。
彫りが深くて、いかにもって感じの存在。
[内容]
ムスリムのアミーナは、パンクバンドに引っ張り込まれる。最初は戸惑っていたものの徐々にバンドにハマっていき、みんなと一緒にライブをしたいという気持ちになっていく。
大学での研究、バンド、友人の結婚準備をこなしていく様子をコミカルに描く。
[感想]
ムスリムの女性たちがパンクバンドで成功させようと奮闘する作品。
<パンクバンドを盛り上げる!>
・個性派揃いのパンクバンド
リーダーのサイラを始め、アイーシャもモンタズも個性的な存在感。そこにアミーナが加わって、かなり風変わりなバンド。歌っている内容は風刺のようでもあって、社会に対する不満がぶつかっている感じ。
アミーナのギターが上手というのが、炸裂するのは何と言っても最終話。クイーンの『We are the champion』で見せる演奏だったように思う。
・恋人探しに専念していたはずが
アミーナ、元々は恋人を作りたくて必死の女性。親は見合いを持ってきたくてうずうずしている。友人のノールも男性を紹介しようと必死。とにかくいい男性を見つけて、早いこと結婚して落ち着きたい、そんな生活を夢見ていたアミーナ。最初のうちはアッサンをどう落とすか、という展開になるのかと思っていたけれど、その部分は案外淡白で、早々に撃沈するという展開。
ところが、そこからアッサンが逆に友好的に迫ってくるという流れになって。しかしその頃にはアミーナは恋愛よりもバンドって感じになっているのだから面白い。
人というのは何かのめり込めるものを見つけると、興味の的というのは一気にシフトしていくものなのだと感じる展開だった。
<時間と共に変化>
・人前が苦手だったアミーナ
小学生の頃から、人前に立つと緊張のあまり嘔吐してしまう体質のアミーナ。それは大人になってからも変わらず、子供たちが人前で演奏する時に影に隠れて支援していた時も壁がなくなって戻してしまう有様。
それがサイラの協力もあって、徐々に変化。しかし、実際のところはそういった練習のおかげではなく、自分の中に押し込めていた自信を前面に出せるようになって、人前であることが気にならなくなったのだと感じる。みんなに聞かせたい、聞いてもらいたい、そう言った思いが自然とあがり症を解消させたように感じる。
このドラマを通じて一番変化があった人物って感じる。
<ロンドンと言っても>
・舞台はロンドンと思われる
イギリスのドラマだから、という理由だけで舞台はロンドンだと思っているのだけれど、それらしい建物はほとんど登場しない。どちらかというとロンドンの住宅街が中心。その住宅街もムスリムが多く住むような場所。ロンドンと言ってもいろんな場所があるものだと知るいい機会の作品。
個性的なパンクバンドが、差別をぶっ飛ばした!と感じる作品だった。
[各話感想]
第1話 新感覚パンクバンド誕生!
第2話 単純でわかりやすい
第3話 欲張りすぎるとどれも中途半端!
第4話 アミーナ克服!
第5話 ネットは怖いよ
第6話 バンドはみんなのもの!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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