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海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン2』第11話 マシューに影が差す

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko

更新日:2022年11月23日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 マシューは一命を取り留めることができたのか?


 今回は海外ドラマ『シカゴ・ファイア シーズン2』第11話を紹介します!


 前回感想→こちら


[内容]

#11 信頼と裏切り

 ドーソンがシカゴ消防学校に入学する。その代わりに救急に入ってきたのはアリソン・ラファエティ。彼女はシェイにだけ冷たく接する。

 職場復帰したマシュー。ドーソンとの関係を皆に報告していた。さらにミルズには救助隊としての賛辞が届いていたことを伝える。しかしロッカーの鍵はうまく開けられずにいた。視界がぼやけてしまっていた。

 ボーデン大隊長がみんなを集めて、一つ嬉しい報告をしようとすると出動。事故で金属棒が首を貫通している青年ジェレミーが車に閉じ込めれていた。油圧カッターでは振動が強すぎ、トーチでカットしていく。マシューは弱気になっているジェレミーに助かる方にビールを賭けてもいいと励ます。そして後日、見舞い時にビールを持っていく。

 ハーマンのところにはモリーズの財務記録を提出するよう銀行から要請があった。所有権はステファニデスではなく銀行にあるのだと伝えられていた。

 シェイはロイヤル・ホテルの救急にアリソンと出動。違法な整形手術を受けていたシェリーが意識不明になっていると、友人ティナが慌てていた。シェリーの救助が終わっても、冷たいアリソンにシェイは理由を尋ねると24分署にいた時に組んでいたブレンダ・ビリングスにゲイであることを話したら勘違いされて大変だったからだと答える。

 ドーソンはシカゴ消防学校で訓練を受けていた。女性ではレベッカがいたが、彼女はハシゴを登る訓練でサーバーが立ち往生したことを危険と見なし、ケリーにサーバーが向いていないと進言。それが原因でレベッカは退学を命じられたが、彼女の父ライオネル・ジョーンズは地区次長だから、丁重に扱えとケリーが逆に注意を受けていた。

 ケイティがクッキーを持って51分署を訪れる。オーチスが受け取り、話をしていると、彼女が持っているゲーム カタンを知っていて、ケイティはオーチスと勝負をするために水曜日の夕食会に招く。そして二人の関係は前進していく。

 シェイはダリルの自殺の件で弁護士から召喚されていたが、弁護士と会うことを回避していた。

 マウチは暫定の組合長として、呼び方を変えてもらおうと努めていた。

 クラークはヘイズのメールでリサがヘイズに未練があったことを知る。リサに問いただすが本当のことを言わないリサを見て、覚悟を決めて、警察に事件当日のクラークのアリバイを示すレシートを渡すのだった。晴れて無実が証明される。

 火災警報が鳴った宝石店に向かうと誤報だと追い返されそうになる。実は強盗に人質に取られていて、宝石を盗もうとされていた。強盗は構わず金庫を破ろうとするが火事がひどくなっていく。逃げ惑い始めたところをマシューは犯人を激しく殴打していた。

 そして1日の出動が終わり落ち着いた頃、ボーデンはみんなにミルズが救助隊に加わることを報告するのだった。


[感想]

 順調な人もいれば、苦境の人もいる状態が描かれる1話。

<いろんな出来事が並走する>

・事故現場の被害者とのつながり

 首に鉄棒が突き刺さっていて身動き取れないジェレミー。死を覚悟し始める。マシューは、大丈夫、生き残ってビールを飲む方に賭ける、と励ます。

 この場面、油圧カッターからトーチに変更した時に、もしかしてマシューがその炎を見て、前回の事故のことを思い出すのかもしれない、と予想したけれど、ここでは特に問題なかったのは一安心。と言っても、その直前、すでにロッカーの鍵を開けられないという様子は映しだれていて、何かしらの後遺症があるのはわかっていたのだけれど。それが記憶障害なのかと思ったら、視界不良のようだから、これまた心配な感じ。

 そんなマシューの状態はさておき、ジェレミーを救い出し、最後にビールを差し入れに行く場面があるのが面白い。事故から救出するだけではなく、その後の様子も描いていくのは、興味深かった。こうやって人脈が広がっていくのだと、信頼を得ていくのだと感じる場面だった。

・相棒と不仲

 シェイと一緒に仕事をすることになったアリソン。明らかにシェイと距離を置いている。みんなと話をしていても、食事のために席についてもシェイが来るとその場を去っていく。そこまで毛嫌いするのはなぜなのか。シェイが我慢できずにはっきりときく。この辺りがさすがと思う。避けられているとわかって、そのままにはせずきちんと解決しようとする姿勢がいい。自分だったら、身に覚えがないのに避けられたら、こっちも避けるようにするべきなのか?などと考えてしまいそうなだけに、シェイの寛大さが見て取れる。

 その理由はアリソンもゲイ?ということなのか。アリソンの元パートナーがゲイで勘違いされて大変だったということなのか。どっちか掴みきれなかったけれど、シェイとその話をした後は、少し距離が縮まった感じなのは安心。

 弁護士から身を隠そうとしているシェイを助ける一面もあって、この二人、いいコンビになりそうな気配。


・無実を晴らすために

 アントニオはミルズを呼び出して、ヘイズが最後に送ったメールを見せる。その内容を見たミルズはクラークが犯人と決めつけて、ヘイズを殺したのはリサがまだヘイズと付き合っていたことに対する逆恨みだろうと詰問する。それでもクラークは違うと言い切る。

 一度犯人と思われてしまうと、不利な情報が出てくる度に疑われるのだから大変。それでも心が折れないクラーク。それだけリサを守りたかったのだと思う。しかしリサが自分に嘘をついたと確信して、アリバイを証明する。

 クラークとしてみたら、リサとやり直したいと思っていただけに、きっと裏切られた気持ちが大きいと思う。この先、大丈夫だろうか。


<各ペアでガチャガチャ>

・マシューとドーソン

 マシューがドーソンに一緒に住もうと提案する。さらに職場でみんなにアナウンスしようという。この二人、かなり展開が早い。ミルズにもドーソンから伝えて、区切りをつけたドーソン。

 この先は二人には幸せな日々が待っているのか、と思いきや、どうもそうではなさそう。マシューが事故の後遺症を隠して、それで問題が起きそうな気配。こういった事こそ、早いこと打ち明けたらいいのに。そうも行かないものなのだろうか。

・ケイティとオーチス

 ケイティがクッキーを焼いたからと51分署に顔を出す。そこにたまたまいたオーチス。ケイティが持っているゲームをオーチスが知っていると話をふったあたりから、急速に意気投合。そして夕食会の後に二人でそのゲームをしている。本当にオーチスがゲームができたからなのか、その後、キスをしあう二人。えっ!?何が起きているの?かなり意外な展開。その直後、ケリーが帰ってきて、不自然な動きをする二人に、ケリーはオーチスの顔を睨みつける。しかし、止めるようなことはしない。その心は?この二人は長く続くのだろうか。

・ケリーとレベッカ

 ケリーは消防学校の教員をヘルプで入っている。ケリーにいい面をアピールして合格しようと考えている女性候補生のレベッカ。自分はできるアピールを必死にしていく。さらにチャンスがあればケリーに話しかけようとしている。同じ消防車に乗るか、と聞かれ、喜んで乗り込んでいく。その時に、他の候補生について、彼は向いていない、と意見を言う。そのたった一つの意見具申でケリーは容赦無く、レベッカを切り捨てる。

 ところがレベッカは有力者の娘ということで穏便に済ませるようにと消防学校のお偉方が指示する。ケリーが早くも衝突を起こしている。人との間でトラブルを起こすのは、ケリーの性格なのだろうか。この先、どうなっていく?レベッカは合格するのか。

<消防士を鍛え上げる>

・シカゴ消防学校

 ドーソンがシカゴ消防学校に入学する。見た目は普通の消防署という感じだけれど、中に入ると、どうやら教室に分かれているような感じ。ハシゴの訓練などもできるようになっていて、結構な広さがありそう。

 みんな気合いを入れて訓練に取り組んでいるのが印象的。ホールに集合するのもテキパキと走って並んでいく様子などは、訓練生ぽさが伝わってきた。どのくらいの期間、ここでドーソンは訓練を受けるのだろうか。その間、消防署での勤務はしないということなのだろうけれど、一体、どういう仕組みになっているのか、という部分も気になってしまう。


 常に浮き沈みがある目まぐるしい展開と感じる一話だった。

 皆様の感想もぜひお聞かせください!

 それでは、また次回!



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