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海外ドラマ『インスティンクトー異常犯罪捜査ー』第9話 一般市民が暗殺!?

執筆者の写真: Dancing ShigekoDancing Shigeko

 こんにちは、Dancing Shigkeoです!


 感想をアップしたと思っていた。


 今回は海外ドラマ『インスティンクトー異常犯罪捜査ー』第9話を紹介します!


 前回感想 → こちら


[内容]

#9 パートナーの壁

 ディランはニーダムの犬の診察に付き合っていた。その時、待合室にいた少年の見ていた動画で着ぐるみの人が死ぬのを目撃する。ディランとニーダムはその現場に向かう。現場で聞き込みをしても被害にあった青年に恨みを抱く人物は見つからず。続いて被害者の自宅を捜索したところ、留守電から関係しそうな人物を特定して、話を聞きに向かうがその人物も死亡していた。

 どちらも自然死のように見えるように殺されていることから連続殺人と見て、捜査を進めていくのだが、ジュリアンからはこの事件に深入りするのはやめるように忠告してくるのだった。


[感想]

 ディランとニーダムの関係は依然平行線の一話。

・事件の裏に大きな力

 これまでの犯罪とは、また傾向が異なる1話。

 単純が理由の殺人事件が中心だったこれまでと違い、今回は動機が曖昧。殺された人物、狙われた人物を紐解いていくと、一つの共通点が見つかる。それはみんなモロッコに行っていた、かつ劇に携わっている役者だったということ。この事実から、ニーダムとディランは一つの動画を見つけ出す。それは、都合の悪い事実を隠蔽しようとしているという流れ。

 これまでの殺人とは異なり、口封じの殺し。そしてその事実に気づいてしまったニーダムも狙われるという流れ。

 この犯罪の傾向を少し変えていくことで、この作品の今後の展開を模索しているような印象を受ける。初期の頃の異常犯罪からはだいぶ系統が変わったように感じた。


・相変わらずマンハッタンが舞台

 この作品のお気に入りは上空からセントラルパークを見下ろし、少しずつダウンタウンの方に向かっていくカメラワーク。どのエピソードでも大抵この映像は入り、今回も何度か登場。

 その中でもセントラルパークの緑の鮮やかさにいつも目を奪われる。こんなにも鮮やかな緑の公園。何度か行ったことがあるけれど、これだけの鮮やかさを感じることができなかっただけに、この色は自然の色なのか、ドラマように少し加工しているのか、考えを巡らせてしまう。

 いずれにしても、ビル街の中に広がるセントラルパークは、きっとニューヨーカーにとって憩いの場なのだろう、と毎回感じる。


・犬を心配するニーダム

 今回は初回エピソード以来?のニーダムの犬登場。老犬で病気持ち。その犬の歯を抜くために動物病院に連れてきている。ディランはそこまで心配しなくても良いのではないか、という冷ややかな反応を見せている。それでもニーダムは心配する。老犬で麻酔したら、そのまま意識が戻らないのではないか、と心配してみせる。

 大袈裟のようにも感じるし、麻酔をしたら意識が戻らないかもしれない、という不安は分かるようにも思う。どちらかというと意識が戻らないかも、は大事に思う相手であればあるほど、不安が大きくなる。その感覚を久しぶりに思い出す。家族が何度か麻酔を受けたことがあって、その時の感覚を思い出す。

 きっとニーダムもそういう心境だったのだろうなと理解できる行動だった。


・フッチのBBQに家族を連れていく

 フッチが陽気にBBQをするから遊びに来てくれ、とディランを誘う。同時に相方(呼び方に困るフッチ)も呼んで来てくれていい、と声をかけていく。ディランはアンディーを連れていくことに躊躇するが、アンディーはディランが何を隠しているのか、遠慮しているのかと探りを入れて、BBQの話を聞き出す。何かと行かせたくない言い訳を探すディラン。辛抱強く耳を傾けているアンディー。とうとうディランが一緒に行こうと誘い、アンディーは喜んでと返答。

 いざBBQ。ディランは結局、フッチとかとの会話に混じらず、アンディーだけがみんなと話をしている。するとフッチの妻がやってきてディランに、こういうパーティは好きじゃないと話される。そういう話をしているうちにディランとフッチの妻は、今何をすべきかに気づき、みんなが集まっているところに入っていこうとする。

 ところがそこで事件の情報が舞い込んできて、結局、抜け出すことになる。

 こう言った飲み会を苦手とする感覚。この心境もまたよく分かる。自分自身の独身時代などを思い出す。今でも場合によっては飲み会に参加したものの窮屈と感じていた時があっただけに、こう言った感覚は万国共通なのだなと発見の展開だった。


・ジュリアンが接触を嫌がる

 ディランが情報を流してもジュリアンがあまり情報を流してこない。これまでの展開では、その腕前の高さをアピールするところを今回はなぜか歯切れが悪い。その理由が実は事件の背景に気づいていて、知りすぎると危険だからだというのが分かる。

 危険ならば、いっそのことこれ以上は関わってはいけないと、もっとはっきりと伝えたほうがよかったのではないかと感じる。知ってしまうと、身に危険が及ぶから、とジュリアンは語ろうとしない。

 事実を知ってしまうと危険とはどんな状態なのだろうか。情報を知って、逮捕する、しないの判断は警察がしたら良いことではないのだろうか。

 こう言った周辺人物の対応の変化にも、この作品がどの方向にストーリーを進めていこうとしているのか、がわからなくなる感じだった。


 どこかこれまでの展開とは異なる印象を受ける一話だった。

 皆様の感想も是非お聞かせください!

 それでは、また次回!



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