こんにちは、Dancing Shigekoです!
今度はどんな人助けだろうか?
今回は海外ドラマ『イコライザー シーズン2』を第13話を紹介します!
[内容]
#13 苦い現実
バーンズとモラレス保安官は逃走中の30代アフリカ系アメリカ人を創作していた。コンビニで見かけた男性が似ていると考えて職質をかける。銃を出そうとしているように見えたため、警防で殴打して意識を失わせる。実は男性はニューヨーク市警のダンテ刑事。バーンズはダンテを廃屋に隔離して事態を隠そうとする。
ダンテを連れ去る様子を見ていた子供たちから、話を聞いたロビンはダンテの捜索に出るのだった。
[感想]
差別が根強く残るのを感じる一話。
<ダンテの捜索一本勝負>
・他のエピソードなしでダンテ探し
これまでのエピソードでは、ヴァイとデライラのファミリービジネスもサブストーリーという感じで描かれてきていた。前回のようにデライラが相手のイカサマを見抜いて、ヴァイが懲らしめるといった名コンビがここのところの、ちょっとした見どころになっていた。
ところが、今回のエピソードはヴァイとデライラが登場すらしない。
今回は、ダンテ救出に特化したエピソード。
これまでとは一味違う、構成のエピソードで、ダンテをなんとか助け出そうとしているのが非常によく伝わってくるエピソードだった。
<許されない人>
・思い込みで殴打する保安官バーンズ
今回のポイントは、差別。
アメリカにはアフリカ系黒人に対する偏見、差別が根強く残っているのを感じさせる。
パトロールに出ていたバーンズ、モラレス。逃走中の強盗に関する目撃情報が無線から聞こえてくる。それを聞いていたバーンズはガソリンスタンドに停まっている車の運転手を見て、被疑者に似ていると思い込む。それで職質。かなり高圧的な態度を取る。
その話しかけられた相手はダンテ。冷静に自分が警察官だというのを伝えるために手帳を見せようとするけれど、バーンズは発言させる機会を与えない。ダンテが手を胸ポケットに入れようとするのを見て、すぐさま殴りつけてしまう。
ところがモラリスが後から調べると、ダンテが刑事だったと分かる。
その時のバーンズの発言が「なんで身元を言わなかったんだ」とダンテを責めている。とことんダメな保安官と言った感じ。
出生地、見た目だけで思い込みをしてくる人々がいる。アメリカではアフリカ系もアジア系も差別する人はいるのだと思うと、自分の身は自分で守るにも限界があるように感じてしまう。バーンズはそう言った危険を感じさせる存在だった。
バーンズは失敗に、失敗を重ねて、とことんダメな存在だった。挙句の果てにあの結末。ダンテは飛んだとばっちりを受けてしまったと思わずにはいられないエピソードだった。
<田舎から見た都会>
・防犯カメラの機能していない場所
今回の舞台はガトリング郡という少し離れた田舎町。
田舎町というのも今回の事件を作り出した原因なのかもしれない。
まずはダンテが利用していたガソリンスタンド。そこに併設されているコンビニは防犯カメラが壊れているという。さらにその辺り一体には防犯カメラがほとんどない。
そんな犯罪を犯しやすい環境になっている。
さらには、そこで仕事をする白人の保安官。都会に対して偏見なのか、劣等感なのか。ダンテを見て、都会の黒人はエリートぶっているのか、と言った憎しみが見え隠れ。
差別、格差、アメリカの社会問題の縮図が感じられる。
そしてこのあたりののどかな風景。何もないところに人が住んでいるというのが実に印象的だった。
ダンテが警察を辞めることになったのがショックな一話だった。
前回感想→こちら
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
Comments