
こんにちは、Dancing Shigekoです!
睡眠の質を上げるために!
今回は書籍『「脳力」をのばす!快適睡眠術』を紹介します!
[基本情報]
著者:吉田たかよし
出版社:PHP新書
出版年:2006年
ページ数:212ページ
[内容]
脳の状態を最高にするための睡眠方法を紹介する。
[感想]
睡眠に関する発見がある一冊。
・風邪は万病のもとというけれど
風邪は万病のもと、皆が知っていると思うこの言葉。しかし、これよりも睡眠不足は万病の元というのが本書籍を読んで感じること。睡眠不足が日常生活の活力低下につながったり、暴飲暴食につながったり、対人関係で強く当たってしまったりなどの原因を作り出す。
そして生活習慣病へとつながっていき、風邪をひくよりも前に致命的な病気になっていく印象がある。
まずは真っ先に睡眠の質を上げていくことが、生活の中で大事なのだと改めて思った。睡眠不足で免疫力が低下して、風邪をひきやすくなると考えると、睡眠不足こそが諸悪の権化ではないだろうか。この意識を持っておきたい。
・個人差があることに注目
最適な睡眠時間はどのくらいなのか。6.5~7.5時間がデータ上は長生きしているとなっているけれど、ショートスリーパー、ロングスリーパーというのが世の中には存在するという。ショートスリーパーは6時間未満、ロングスリーパーは9時間以上だとか。
そしてそれぞれ全人口の5~10%程度はいる。興味深いのは、
<ショートスリーパー>
*失敗にくよくよせず軽く受け流すタイプ
*人付き合いが得意、周囲の状況に柔軟
*政治家、実業家が適した職業
*ナポレオン、レオナルド・ダ・ヴィンチが代表的な人物
<ロングスリーパー>
*失敗や悩みを真正面から受け止めるタイプ
*独自の内的世界を追求
*研究者、芸術家が適した職業
*アインシュタイン
と言った違いがある。自分がどういうタイプなのか。自分にとって最適な睡眠時間を2週間ほど睡眠日記をつけたら分かるという。
日中の気分、日中の精神的・肉体的活動、日中の眠気の三つの観点で記録をとっていって、コンディションがどうだったかを知っていくことが重要。
どちらなのだろう。
・1/fゆらぎの音を活用
具体的にどのくらいの周波数なのかはよく分からなかったけれど、規則正しく時を刻む秒針の音と、街中の不規則に響き渡る音の間の周波数、規則的でも不規則でもない絶妙なタイミングでゆらゆらする揺らぎ音というのが睡眠には良いと言う。
そよ風の入ってくる感じとか、ガタンゴトンなどだろうか。波や風の音が効果的というのは面白い発見。より深い睡眠を実現しようと思ったら、この1/fゆらぎ音を活用してみようと思った。
試してみようと思うことがいくつか見つかる一冊だった。
読了日:2024年5月17日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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