
こんにちは、Dancing Shigekoです!
インバスケットをもう少し。
今回は書籍『インバスケット経営思考トレーニング』を紹介します!
[基本情報]
著者:鳥原隆志
出版社:朝日新聞出版
出版年:2021年
ページ数:238ページ
[内容]
老舗百貨店の社長という立場で、いろんな経営課題が降りかかってくる。それをどのように選択するかを考えながら、それぞれの選択肢について説明がされる。
[感想]
経営者の視点を学ぶことができる一冊。
・じっくり読み進めるのが良さそう
51個の案件が出てくる本書。それぞれの事象をじっくりと読み進めると、どんな状況なのかがわかる。その前提で複数(3か4)の選択肢が最後に出てきて、どれを選ぶかと言う構成。
そして、望ましい選択、あるいは経営者として評価される選択はこれと言った説明がされる。いつものようにキーワード中心の読み方をしていると、この選択肢のところで状況を把握できていなくて、選びづらいようにも感じ、じっくりと読み進めるのが良いのかなと思った。
あるいは、状況判断の内容をつまみ読みしてポイントを掴む練習をすると言うのもいいのかもしれない。
・繰り返し読むのが良さそう
案件が多いので、一度で全部を理解というのは実質不可能。きっと読み時々で、気になる案件も異なりそう。実に多岐にわたって案件が登場しているので、もしかしたら一読した後は、実際に同じような場面に直面した時に読み返してみるというのもいいのかもしれない。
本書で紹介されている考え方を身に付けたかったら、繰り返し読んでみることが大事だなと思った。
もしかしたら全部の案件をしっかり理解すると見えてくる基本的な考え方は同じなのかもしれない。そのレベルに達するためにも繰り返し読んでみるのがいいと思う。
・経営者の視点の高さを体験
リーダーという業務が中心の自分にとって社長が求められる判断がどんなものかを体験できるのは純粋に興味深い。どのような視点で仕事をしているのか、知っておくという意味では非常に勉強になる一冊。
経営層にはまだなっていない人たちが読むのが気づきが多いように感じる。一つ、二つ上の視座を学べる。
最後は実践してみないことには意味がないと思う一冊だった。
読了日:2024年4月1日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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