こんにちは、Dancing Shigekoです!
実践に近そうなインバスケット本。
今回は書籍『インバスケット演習の実践』を紹介します!
[基本情報]
著者:西山真一
出版社:星雲社
出版年:2020年
ページ数:272ページ
[内容]
日替わり弁当会社の課長として20の案件をどのようにこなしていくかを考える。
[感想]
インバスケットを演習する一冊。
・数字を見ながらの判断
これまでいくつか触れてきたインバスケットの本の中で、売上などの数値が記載されている資料ベースで判断をこなすタイプ。本書の特徴と言えそう。20個の案件が最初に紹介されて、それを一つ一つ順番に取り上げて説明していくという形ではないところも本書の特徴と感じる。
・インバスケットにとどまらず
PDCAの考え方や、問題解決と課題といった視点なども説明がされていていてインバスケットで出てくる一つ一つの案件をこなすときに必要となる力は日々改善していくことの大切さにも触れている。
結局、短時間で複数の案件を的確に処理(それが正解とは限らないけれど)していくためには、優先順位をつけて、その為にはいかに問題解決、リスクを察知するか、と言った力が必要になってくると。
そして日々同じように仕事を回すだけではなく、その中から改善ポイントを見つけていくと、という個々の力量も伸ばしていくことの必要性を感じる。
・日々の業務こそが最大の実践
日々の業務にも同じように判断をする場面があり、リスクを見極めることが求められる。そう言った日々の仕事の中でどうやって改善していくか、リスクを見極めて処理を進めていくかを常に意識して、改善していくことが優先度の付け方も上手になっていくのだと感じる。日々判断、振り返り、この繰り返しなのだと思う。
あとはそういった仕事の履歴をしっかりと残していくことが大切なのだと思った。
いざ日常業務で実践してみようと思う一冊だった。
読了日:2024年4月10日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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